一大事件 ・8
考え込む泰蔵さん・・・
その間、私はお店の方を調べていた
透明「確か、ここにあったんだよなぁ~」
陣「しかし、色々なモノがあるね」
怜「あっこれ」
透明「」
怜「借りていこうかな・・・。」
陣「だ、駄目だよ円みたいになっちゃうよ」
怜「じゃぁ、止めた」
凄い会話・・・
透明「怜が来た時、鳳凰の卵、視なかったのか」
怜「多分、視たと思う・・・。」
透明「えっ」
陣「そ、その時は、どうだったの」
怜「何も感じなかったからスルー」
おいおい
頭の中で、松重豊さんの声が~
「それさぁ 早く言ってよぉ~ 」
透明「それじゃぁ、玲が来たときにはもう、
無かったってことだよね」
陣「そうなると、確実に俺たちが来る前から
無かったってことじゃないの」
怜「たぶんね・・・。」
透明「う~ん・・・手がかりなしか・・・」
陣「透明」
透明「んっ」
陣「透明の能力で、鳳凰の卵の木人図、視れないの」
透明「さすがに、無理かな~
卵と言っても、中身がないから、ちょっと追えないし、
そもそも、この卵に木人図があるかどうか
ここにいる皆の木人図を視ても、何も知らない
みたいだから、それこそ、力の浪費になるだけだしね」
陣「そっか~いい考えと思ったのに・・・」
怜「透明、ちょっと・・・。」
透明「んっ」
怜「ヤモリ・・・。」
透明「あっ本当だ・・・・・。」
怜「・・・・・・。」
透明「えっ・・・でっ」
怜「・・・・可愛い・・・」
透明「・・・・・・・どっと、疲れた・・・」
陣「透明あのヤモリは」
透明「だからヤモリはいいんだよ」
陣「そうじゃなくて、この子なら、何か見てないかな」
透明「えっ・・・マジですか」
陣「誰も、見てないんなら、この子のほうが
見てる可能性高くない」
透明「まさか、怜お前もそう思って・・・。」
怜「ううん思ってない・・・。」
透明「(もう、帰って良いですか・・・)」
陣「とにかく、試してみようよ」
透明「ううっ、気が進まない・・・」
陣「頼むよ~」
透明「わかったよやれば良いんでしょやれば」
木人図 にアクセス
ヤモリの見てきたものを探ります
透明「・・・・・ううっ・・・・ううううっ」
陣「透明」
透明「オェ~~~~ッ」
陣「ど、どうしたの」
透明「ハエ・・・。」
陣「蝿」
透明「蝿食べた・・・」
陣「ひぇ~~~~っ」
透明「だから嫌だったんだよ~
うわ~っリアル体験しちゃったよ~
気持ち悪い~~~~っ」
陣「な、何か、ごめん」
透明「ちくしょうこうなったらトコトン
やってやる」
木人図を視ること20分・・・
透明「燃え尽きた・・・燃え尽きたよ・・・とっつぁん
真っ白だ・・・」
真っ白だ・・・」
陣「とうめ~~~~い~~~~っ 」
怜「はぁ~」
透明「そこ~っ私の苦労も知らないで~」
陣「透明お、落ち着いて」
透明「で、でも、お陰で黒いモヤが視えた」
陣「靄」
透明「よし、調べてみよう」
ヤモリの木人図で視えた靄は、一体
続く ・・・。
昴と透明先生のお店
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