異世界冒険譚 ・12
ちびにゃと共に、西へ
しばらくすると、街道に出た
透明「おお~文明の足跡」
ちび「この街道を真っ直ぐ行くと、
ニーゼの町があるよ」
透明「ニーゼの町か~」
またまた、しばらく歩き続けると、
変化が・・・
透明「う~んと・・・」
ちび「どうした」
透明「え~っと・・・これって、アスファルト
ですよねぇ」
ちび「あすふぁるとってナニ」
透明「い、いや、私達の世界でも、こういった
ホソウされた道があるんですけど・・・。」
それにしても、このアスファルト・・・。
私達の世界より綺麗な気がするのは、気のせい
ちび「あっ見えてきたよ」
透明「」
おいおいおいおいこれは一体
目の前に広がる光景に、私は戸惑っていた
それというのも、RPGばりの町を勝手に想像していた
私には、信じられない光景が広がっていたからだ
透明「SFかよ 」
ちび「」
明らかに、現代社会では考えられない透明な城壁のような
壁に囲まれた町が目の前に存在している
壁に囲まれた町が目の前に存在している
その中には、空を飛んでいる乗り物
天高く舞い上がる船のようなものが上空に向かって飛んでゆく・・・
遠くから見れば町は、一つのカプセルのような中に
入っているようにも見えるが、デカすぎて全貌がわからない
透明「こ、この世界の文明って・・・」
ちび「さっきから、どうしたんだよ透明」
透明「い、いや、この世界の文明は、私がいた
世界よりも進んでいるのかもしれないと
思って・・・」
ちび「えっそうなの」
透明「うん」
勝手な想像というのは、恐ろしいものだ・・・。
想像を超える光景と言うものにぶち当たると、
思考が停止してしまうような感覚に襲われる
思考が停止してしまうような感覚に襲われる
ここは、頭を柔軟にして冷静に世界観を取り入れて
行かなければ
そのまま町の近くに行くと、門のようなものがある
そこには、当然門番がいるようだ
門番「止まりなさい」
透明「は、はい」
ちび「ご苦労さん」
門番「えっあっクーニャ様」
ちび「こいつは透明っていって、迷い人なんだ
身元はオイラが保証するから、町にいれて
おくれよ」
門番「は、はいただいま」
そう言うと、門番が扉に手をかざす
「フワッ」
透明「」
さっきまで、あった扉のようなものが、
急に消えた
これって、魔法
門番「クーニャ様、透明さんようこそニーゼへ 」
透明「あ、ありがとうございます」
ちび「あっそういえば、核を買い取ってくれる
ところって、あるかい」
ところって、あるかい」
門番「あっ、はいそれでしたら」
門番さんは、親切に核を買い取る場所、
安く泊まれる場所、食事の美味しいお店など
色々と教えてくれた上に、連絡までしてくれた
透明「それにしても・・・あれって携帯みたいな
ものなんだよなぁ」
ちび「」
門番が連絡していた道具が気になる・・・。
門番の耳には、何だかカッコいい飾りがあり、
それに手を当てることで、連絡ができるようだ
それに手を当てることで、連絡ができるようだ
つまり、イヤホン型携帯電話ってところか・・・。
私達はやっとこさ、町へと入っていった ・・・。
続く ・・・。
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