

ジリジリと間合いが詰まってゆく・・・。
ミミ「ググッ

透明「

御霊喰らいの身体が、先程よりも
小さくなっていることに気がつく

透明「こいつ


それに気づいた瞬間

御霊喰らいが先程とは比べ物にもならない
スピードで襲いかかってくる

透明「(複眼

今度は、呪言を動体視力に振り分け、
最善の方法で御霊喰らいの攻撃をかわす

透明「あぶねぇ~~~っ


(く~ぅ


できればやりたくなかったが仕方がない・・・。)」
私は長期戦は不利と考え、最終手段に出る

透明「さて、そろそろ決着をつけようか

透明の目が赤く染まっていく・・・。
透明「(核は


挑発された御霊喰らいが、その言葉に呼応し
突進してくる

ミミ「グパッ

半分しか開かなくなった口を大きく開き、
私の左肩に喰らいつく

透明「くっ

霊体の一部が吸われているのがわかる

透明「それは土産としてとっておけ

じゃあな

そう言うと、弱点が顕になった御霊喰らいの
腹部分に呪言を纏った拳が突き刺さる

ミミ「ギイェ~~~ッ

先程まで勝ち誇っているように見えた
御霊喰らいが、地べたを転げ回る・・・。
透明「(左肩は・・・動かんか・・・

ミミちゃんが煙のように消えてゆくのを横目に
自分の身体の状態を確認する透明・・・。
一部とは言え、霊体を損傷した以上は
その部分は動かすことができなくなる

まあ、健康な身体なら数日で元に戻るが、
それまでは暫く不自由な状況が続くだろう・・・。
透明「(う~ん


そんなボーッと考え込んでいる透明の側に、
いくつもの光の球体が近づいてくる・・・。
続く・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓