

山道を歩くこと15分・・・



やっと山頂付近まで歩を進めた

透明「・・・・・。」
タイ「べらんめえ~


ちくしょうめ~~~

泰蔵さんの掛け声が、どうしてもチビ太が
言っているようにしか聞こえるのは私だけ


通常ならこんなに時間はかからない程度の
小高い山だが、泰蔵さんの足に合わせて
歩いていた為、こちらとしては息も切れていない

透明「大丈夫

タイ「あ~~~ん



なめんじゃねぇ~~~~

と言いながらも、かなり汗だくなしょぼくれ爺さん

途中おぶってやっても良かったのだが、
どう考えても怒られるだけなので、
見守ることに・・・。
透明「少し休憩する

タイ「ば、馬鹿言ってんじゃぁねぇ~

もう少しで山頂じゃねぇ~か

あと、ちょい、もうちょい・・・。」
やれやれ・・・

そんなこんなで山頂に到着

そこには驚くべき光景が

透明「んなっ

タイ「何だ透明





目の前には、黒く焼け焦げた建物が

透明「か、火事

タイ「完全に燃え落ちてるじゃねぇ~か

眼の前の光景に呆然としていた二人だが、
突然、泰蔵さんが火事現場に足を向け、
私もそれに続く


透明「これは酷い・・・。」
タイ「あ、あいつは生きてるのか


透明「

確かに・・・この惨状の中、その人が残っていたなら・・・。
いやいや


透明「とにかく、今は最悪は考えないで
誰か村の人に聞き込みをしてみようよ

タイ「そ、そうだな

そう言うと、私たちは急いで下山することに・・・。
透明「(・・・・しかし、あの匂い・・・。)」
続く・・・。







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