

透明「さて、その件はもう大丈夫かな

弦也「えっ


透明「今日来たのは、その件だけじゃ
ないんじゃない

弦也「えっ


透明「そりゃ~


な~んてね

君の顔を見ていたらわかるよ

今回のことは切っ掛けになったかも
しれないけど、弦也くん本気で
人生を終わらせようとか考えてたでしょ

弦也「

透明「私には隠しごとしなくていいよ

何があったのか


弦也「・・・・・最初に言った言葉・・・
通りなんです・・・

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
弦也「先生・・・俺・・・何の為に
生きてるんでしょう

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
最初に弦也くんが入ってきた時、少し
いつもと違う違和感があった・・・。
声のトーン、息遣い、視線のこわばり、
この症状には覚えがある・・・。
透明「いつから、そう思うようになった

弦也「・・・たぶん、先月の頭くらいだった
と思います・・・。」
透明「ということは、さっきのことが
あったくらいかな

弦也「はい

ちょっと考えるようになっていた気もします

なるほど・・・その前に兆候があって、
今回の件でダメ押しされた感じかもしれないな

透明「そっか・・・弦也くん

このことって、誰かに話した

弦也「いえ・・・誰にも言えなくて・・・

透明「辛かったね

弦也「は・・はい・・・・

弦也くんは下を向きながら手を震わせている・・・。
彼は間違いなく精神疾患もしくは鬱病の
症状が出ている・・・。
私は弦也くんの心を包み込むように言葉を紡いでゆく

続く・・・。







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