陣と盾・１２話は続く・・・。
女性「もちろん、お子さんやご両親にも
謝罪と病院代など諸々の賠償を
していただく必要はありますが、
そもそも、神社の環境を改善する必要も
あるとは思いませんか
」陣「んっ
どういうことですか」男性「おお
それそれ
・・・今更だけど、神社の玉砂利
あれ何とかならんかね子供や年寄りがアレ踏んで転びそうになってんの
よく見るけど、ありゃぁ～危ないよなぁ～
もしよければ、俺の所で撤去もできるし、
新しくコンクリートうって、道を綺麗に
することも出来るぞ
」記者「そもそも、あの砂利道っているんですか
」陣「玉砂利は、境内の清らかさを保つための
道具として《明浄正直》を理想とする
神道の心を象徴するもののひとつと
言われております
そして、玉砂利の玉は「魂(たましい)」
「御霊(みたま)」と同義とされており、
多くの参拝された方の心や想いが一つ一つの
玉に移され、神域を形成しているものと
されているため、私の一存で撤去できる
ようなものではありません
それを実行できるとすれば、
奉る(たてまつる)神々のご意向のみです
」女性「チッ
・・・いもしないゴニョゴニョ・・・。」男性「はいはい
なんでも神社は神様のご意志ですね～
」記者「なるほどね
こういうのが古い体制を崩せない
理由になるわけね・・・メモメモ。」
この人達、自分らにも利益があるように話を進めようと
必死だなぁ
まぁ今は彼らの要望や真意を引き出すのが大事だから
もうしばらく黙って聞いておくけど
キレないように耐えるのがこんなにキツいなんて
特に陣は大好きな神様に対する不敬は耐えられない
と思っていたから、ちょっと見直したかも・・・。
そう考えていた中、陣くんの様子をみる透明先生
透明「(あちゃ～
・・・前言撤回・・・)」陣くんの後ろにどす黒いオーラが立ちこめている
透明「(あははっ、これ以上は無理そうだな
そろそろ、攻勢に出ますか
)」続く・・・。
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