陣と盾・18
私は、陣にあることを耳打ちし、
智也くんに話しかける・・・。
透明「智也くん、お話ありがとうね
後、ひとつ確認したいんだけど
君を押した女の人って、この中に
いるかなぁ」
そう言うと、せっせとネットから引っ張ってきた
写真を数枚、智也くんに見てもらう
智也「えっと・・・この人
この人に押されたんだよ」
透明「ほうほう、この人ね間違いないかな」
智也「うん間違いない」
やっぱり、覚えてないか・・・しかし・・・
私は、陣にあることを耳打ちし、
智也くんに話しかける・・・。
透明「智也くん、お話ありがとうね
後、ひとつ確認したいんだけど
君を押した女の人って、この中に
いるかなぁ」
そう言うと、せっせとネットから引っ張ってきた
写真を数枚、智也くんに見てもらう
智也「えっと・・・この人
この人に押されたんだよ」
透明「ほうほう、この人ね間違いないかな」
智也「うん間違いない」
やっぱり、覚えてないか・・・しかし・・・
ぷぷっ・・この写真を選ぶとは・・・。
透明「ありがとうね
智也くんの話は大体分かったよ
今日は本当にごめんね
智也くんを押した人も・・・
わざとでは無いと思うんだ
許してもらえるかなぁ」
智也「・・・・・。」
井上「智也」
透明「お母さん智也くんは悪くありませんので
智也くん本当に申し訳ない」
私は智也くんに頭を深々と下げる・・・。
智也「えっ・・・・いいよ・・・わかった・・・」
透明「許してくれるの」
智也「・・・うん」
透明「ありがと~~~う智也くんは優しいね」
智也「・・・・」
幼い心に少しだけ痛みが走る・・・。
透明「神主様、智也くんが許してくれるそうです」
陣「智也くん、本当にありがとう
きっと智也くんの中の神様も智也くんの
優しい心に、感動していると思うよ」
智也「・・・神様って、本当にいるの」
陣「もちろん
日本の神様は沢山いらっしゃるよ
そして常に私達や智也くんを見守ってくれている」
智也「で、でも神様・・・見えないよ」
陣「そりゃそうだよ
普段神様は智也くんの身体の中にいるんだもの
自分からは見えないよ」
智也「えっ」
陣「神様はね、常に君の中にいて、君の考えや
行いを見てくださってる・・・その上で
君の成長をいつも喜んでくれているんだよ」
智也「・・・・いつも・・・見てるの・・・」
陣「もちろん」
智也「・・・悪い事・・・したらどうなるの」
透明「悪い事したら、怖いところに連れて
行かれるかもしれないね」
智也「」
透明「あははっ冗談冗談
でもきっと、悲しむだろうなぁ~」
智也「悲しむ」
透明「うん
例えば、智也くんが悪い事したとすると、
普段一生懸命智也くんを守ってる神様からすると
悲しいと思うんだ
神様は智也くんが良い子でいてくれると
信じているし、智也くんの味方だから、
少し裏切られた気持ちになるかもしれない
そのことで涙を流すかもしれない
悪い事をすると心がちょっと痛くなるのは
神様の涙が冷たくて、心がビックリするからなんだよ」
智也「神様・・・泣いてるの・・・。」
透明「・・・・。」
陣「智也くんが良い子でいれば、神様は泣かないよ」
智也「う・・・ううっ・・・・ごめんなさい
ごめん・・・なさ~い」
小学3年生・・・少し大きくなったといえど、
心はまだまだ幼い・・・。
善悪の境界を作るこの時期に、こういった経験をするのは
この子にとって、きっと大きな意味を持つだろう
続く・・・。
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