梅雨の中休み…な空模様が続いてますやんばるです。
湿度は低く、乾いた風とタップリの陽光がとても気持ちいい…。
海も心地よい凪の一日でした。
次の梅雨前線は、日曜日辺りに沖縄島に近づきそうです…。
風は東。晴天。
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アポロンの息子パエトーンが、父親の太陽の戦車を強引に借りて運転したときのこと。
一匹のサソリが馬の足を尻尾の毒針で刺しました。
そのとたん馬たちが制御不能になり、天と地を焼き尽くしそうになったために、雷神ゼウスが戦車に雷を落としました。
そしてパエトーンはエリダヌス川に落ちてしまいました。
と、これはさそり座にまつわる神話です。
さそり座の神話は、狩人オリオンとの話のほうが有名ですが、こういう話もあるそうで。
さそり座は、夏の星座ですね。
最も明るい星は、α星のアンタレス。赤く輝く1等星です。
ラテン語では〈コル・スコルピイ(Cor Scorpii)〉といいます。
『さそりの心臓』という意味だとか。
夜空のサソリは赤い心臓を持っているようです。
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さて…
〈スイショウガイ科クモガイ属フシデサソリ亜属フシデサソリ Lambis scorpius scorpius 17年4月11日 沖縄島安和〉
一見、生息する場所というか背景に溶け込むような姿の本種。
でもひっくり返すと…↓
〈同種同個体 同日 同ポイント〉
意外と派手な模様が印象的です。
あと目もかなりユーモラスだったりします。
たまに間違ってクモガイをひっくり返して、ちょっとガッカリしたり…。
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学名種小名は『サソリまたはサソリ座』の意。
形がサソリに似ているからだそう。
まあ、似ていなくもないかなぁ。
この子の心臓は何色でしょうね…。
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神話でも現実でも猛毒で知られるサソリですが、人間に対して致命的な毒を持つものは、全世界に約1000種いるサソリの内の25種なのだとか。
因みに日本にも2種類のサソリが生息しています。
ヤエヤマサソリとマダラサソリ。
前者は無毒といってもいいほど毒が弱く、後者はミツバチ程度の毒なのだそうです。