Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

千日の鍛、万日の錬(ミナミフトスジイシモチ)

2018-01-15 19:08:19 | テンジクダイ科

陽光タップリでポッカポカ、海はベタ凪な本日のやんばるです。

今週は日照は少なそうですが、気温は高めで推移するようです。

風は北東~東。概ね晴れ。

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『千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす』

五輪の書に宮本武蔵はこう書いているのだとか。

千日というと約三年、万日は約三十年。それくらい稽古しないと武道のスキルは完成しない、ということでしょうか。

武道の有段者が締める帯といえば黒帯。

胴着の帯は頻繁に洗濯することがないので、年季を経るごとに色合いが変わり最終的に黒ずんでいった、というのが黒帯のルーツなのだそう。どれくらいで黒くなるのでしょうね。千日でしょうか。万日でしょうか。まあ相当な稽古期間が必要でしょうから、本来の黒帯の意味はすごいですね。

因みに柔道の最高位は赤帯なのだとか。これって、血が滲むくらい稽古したってことなのでしょうか…。

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さて…

〈テンジクダイ科スジイシモチ属ミナミフトスジイシモチ Ostorhinchus nigrofasciatus 17年12月7日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『黒い帯の』の意。

黒色縦帯模様のことでしょうね。

画像の個体は黒と黄色の虎縞模様になってますけど、黄色と黒の組み合わせと言えば警告色。

でも黄色味のないタイプもありますから、関係ないのでしょうか。

そういえば、虎の縞模様は黄色と黒という組み合わせには意味がないのだとか。色ではなく縦縞であるというそのことがカモフラージュ効果として意味を持っているのだそう。

本種もそうなのかなぁ…。

 

コメント
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