Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

chopper(ドクウツボ)

2018-01-26 18:09:34 | アイゴ科

ドンヨリ曇空からときおりパラパラ雨が…、という感じだった本日のやんばるです。

そして寒い…。

北風ピューピューで、最高気温が15℃。

沖縄的には真冬日な一日でした。

風は北。曇一時弱雨。

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チョッパー(chopper)という言葉から何をイメージしますか?

やっぱり、〈ヒトヒトの実〉の能力者であるトナカイのことでしょうか。

彼の名前の『チョッパー』の由来は、木をも切り倒す立派な角を持っているからなのだとか。

チョップ(chop)が『叩き切る・切り刻む』の意味ですからチョッパーは『叩き切るもの・切り刻むもの』といった意味になるわけです。

チョッパーは、肉や野菜をみじん切りにする機械やハンドルが特徴的な改造バイクを表す言葉でもありますね。

そしてさらに、礫の片面の一部分を打欠いて刃部とした礫器を表す言葉でもあります。

つまり石器の一種で物を切るための道具。東アジアや東南アジアでは、旧石器時代石器の主体をなしているのだそう。

そんなチョッパー・チョッピングトゥール文化(旧石器文化)の一つに『パチタン文化』があります。

インドネシア、ジャワ島のバクソカ川沿いのパチタンという場所で、石器が発見されたことによって命名されたのだとか。

1935年のことで、多量の大型石器(大部分がチョッパー)がオランダの考古学者によって発見されたのだそうです。

■■

さて…

〈ウツボ科ウツボ亜科ウツボ属ドクウツボ Gymnothorax javanicus 17年12月7日 沖縄島安和〉

学名種小名は『ジャワの』の意。

本種のタイプ産地が、ジャワ島のパチタン(patjitan)であることに因んでいます。

 

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