Vic's Weblog


FIAT 500
ラジオを聴く
通信型受信機を愛でる
ヘッドホン・オーディオ

同期検波あれこれ。

2011年01月06日 06時06分06秒 | その他のラヂオ・受信機
00 - 10 秒間、最初は AM で聴いています。
    敢えて AM の 6.5 kHz Wide Filter で不快な混信 " ビ~ .. " 音を捉えます。

11 - 20 秒の間は SYNC LSB を選択しました。
    SYNC LSB にすると、この混信が更に強調されます。

21 - 30 秒の最後は SYNC USB を選択しました。
    SYNC USB で不快な混信が奇麗に消えています。
    混信が LSB にあったことが判ります。

単純に SSB の LSB / USB を選択しても同じような効果が得られますが、
SYNC Mode は搬送波を同期しているので、面倒な同調 ( ゼロ・ビート ) を取る必要がありません。
とくに周波数が時間とともに変動する放送局 ( RAE 11710 kHz とか ) の受信には重宝します。
また SSB ( LSB or USB ) 受信の欠点として音楽などの音質を良くしようと Filter 帯域幅を広くすると搬送波をキッチリ同調させないとビートが不愉快です。
この点、受信機側が同期してくれる SYNC Mode の方が BCL には楽で、しかも音質は良いと考えています。

ICF-2001D の場合、混信を起こしている周波数が近すぎると、どちらか強い方または近い搬送波へ LOCK します。

Sherwood SE-3 の場合、周波数同士が近くても、また弱い搬送波でも同期させる周波数を選択 ( 移動 ) することが可能です。
ただ SE-3 の場合 LSB / USB ( ECSS ) の切れの鋭さは受信機側の Filter の Skirt 特性に依存します。

※ SDR ( Software Defined Radio ) をお持ちに方々には関係ない話でしょうか。( 笑 )