ワニなつノート

無条件に子どもの側につく思い(後編)


無条件に子どもの側につく思い(後編)


≪第6章≫  ai


一連の書き込みについて、
ていねいなコメントありがとうございます。
本当に感謝の思いでいっぱいです。

Oは、5年生の春から、普通学級で学んでいます。
クラスメートとは、2年間一緒です。
おっしゃることは、いちいちそのとおりで、
返す言葉もありません。

○は、私たち夫婦にとって、
最初で最後の子どもです。

そんなことは理由にならないとおっしゃるかもしれませんが、
何から何まで初めてで無我夢中でした。

無条件に子どもの側につける、
無条件の愛を注げたら、
どんなにいいかと思います。

それができない自分に気づき、涙する日々です。

でも、また、でもになってしまうのですが、
こういうことを話せる人がそばにいてくれたら…
また、違った歩みができたかもしれないと思っています。

そして、誰でも最初から、yoさんのように思い、考え、
行動できる人ばかりではないと思うのです。
いろいろな出来事をとおし、子どもたちとの出会いを通し、
少しずつ軌道修正されていったのではないでしょうか。

○が地域の小学校で過ごした5年間は、
ひとことでは言えない程大きいものがあります。
コメント欄には、字数制限があり、
うまく伝えきれていないところもあります

が、私が見ていて、
Oは、やはり学校が好きなのだと思います。

みんなといることが好きなのだと感じます。

学校では、本当にいろんなことがありました。

でも、Oは、特学にいる時よりも今の方が、
ずっと楽しそうで幸せな顔をしています。

naoさんについて教えてくださってありがとうございました。
○と担任と介助の先生の姿が重なって見えました。

つい学校に対して厳しくなってしまうのは、
過去にそれなりのことがあったからですが、
それよりもっと大切な積み重ねがあることも事実です。



≪第7章≫  ai


とってもよくわかります。

台風にも落ちないで大きくなったリンゴは、
縁起物に用いられるようです。
リンゴのおいしい季節になりましたね。
それは、同時に、これから迎える厳しい冬の訪れを意味します。
私は、この季節が好きになりました。

Oは、とても繊細ですが、たくましい子に育ちました。
困った時は、いつも子どもたちが教えてくれました。
助けてくれました。
Oを知らない子は、学校に一人もいません。


yoさんのブログを訪れた時に、
まっさきに目に飛び込んできた言葉が、
「わたしは無条件に子どもの側にたつ」でした。

冒頭のアリスミラーの言葉も心に響きます。
このブログに出会わなかったら、
多分一生知らないままでした。

○といると、良くも悪くも、いろんな出会いがあり、
親も当事者だとずっと思ってきた私は、
Oの立場に立っているつもりでいました。

状況も、「親がみてあたりまえ」「親ならもっとちゃんとしろ」
そんな空気に満たされていました。
Oを守ることに必死でした。

分けられることを良しとしている人たちに、
「こんなにひどい扱いを受けています」と相談しても、
「それなら、手厚い保護の養護学校に転校してはいかがですか」
という答えしか返って来ないことは明白です。

学校教育の現場で「障害児に対する差別」と
真っ向から向き合っているところは、ここしかないと思った会に、
「私は、度重なる不当な差別をがまんしない」
と決めて受話器を握りました。

「普通学級ではなく、特学に通う子の親ですが、
相談に乗ってくれますか?」
「もちろんです。いっこうに構いません。」
それが、この会で、全ての始まりでした。

学校と対立したことはほとんどなく、
それでもクレーマーなどとデマを流されながらも、
学校には、できるだけ協力してきました。
前向きに肯定的に忍耐強く。
そして、やっと、「こうしてほしい」と
言えるまでになりました。

数年後、Oは零点でも高校入学を目指していると思います。
よろしく。



≪第8章≫  ishizaki


aiさんへ  はじめまして。

aiさんのコメントをずーっと読ませていただいて、
お子さんのことを、一生懸命に考えて、悩んで、
行動している素敵なお母さんだなと思っていました。

私は、普段そんなに深く考えて生活していなく、
なにか困った時にあわてて、「どうしよー」
「nakaiさ~ん、yoさん~、どうしよ~」
とhelpする感じです。

aiさんが、経験して考えたことなど、
いつか機会があったら、
会ってお話がきけるとうれしいなと思います。
いろんな方の話を聞いたり、自分の話をすることが
自分の気持ちや考えを整理する良い機会になります。

aiさんがどのへんの地域にお住まいなのか
全く知らないのですが、
ぜひ、遊びにきてください(*^_^*)



≪第9章≫  ai


ishizakiさんへ
ありがとうございました。

私の住んでいる地域は?
ヒントをyoさんが最後のあたりで書いてくださっています。
そのうち、遊びに行きますね。

まず、謝らなければなりません。
講演会の準備で忙しい最中、邪魔をするような書き込み
をしてしまったのではないでしょうか。

「差別」と闘うつもりが、いつの間にか、
自分が差別者になってしまっていたこと。

冒頭のアリスミラーの言葉や、
無条件で子どもの側に立つというコメントに
胸を突かれる思いで、自分の考えや思いを
吟味する余裕もなく書きつらねてしまいました。

yoさん、かいとmamaさん、
kawaさん、hideさんのお母さん、
私は決して一人ではないのですね。

ガラスの心臓には、困ったものです。

本当に孤独に生きることができないければ、
多くの人の中にいても、ともに生きることが
できないのだと思いました。

孤独に生きることと、孤独を生きることは違います。
Oは、そのことを私より良く知っていて、
生きづらさをかかえがらも逞しく生きています。

私は、Oを守らなければと思いながら、
実は、Oに守られていたことに、
もっと早く気づくべきでした。

○の側に立つということ…。
Oだけではなく、全ての子どもの側に立てる大人が
増えることを願っています。

講演会は、きっと大成功ですよ。
お疲れでしょうけど、どうかお体お大事に。
世の中の流れ、きっと変えられる。と信じています。



≪第10章≫  かいとママ


aiさん、邪魔なんていわないでください。

私もずっとaiさんの書き込みを読ませていただいてました。

実は、私も昨日から今朝まで落ち込んでいたんです…
昨日かいとの精神状態は最悪で、一日中泣く、暴れる…

こんなときは、冷静にならなくっちゃ、
と頭では解かっているんです。
かいとも、何かどうしようもない
モヤモヤしたものがあるんだ、と思いながらも、
どこかですごい孤独感に襲われていました。

ああ…まだありのままのかいとを、
認めてあげられないんだ…、
…なんて情けない親なんだ…と。

今日、おしゃべり会がありました。
また、いっぱいの元気勇気やる気を
(どこかの政治家のようですが)
もらいました。

aiさん、遠く離れていますが、
この会のみんながここにいますよ。
無条件に子どもの側にたってくれるみんながいますよ。 

時々は、無条件に子どもの側についてあげられない、
そんな日もあってもいいのかな、って思います。

でも、私たちの子どもには、無条件に子どもの側に
たってくれる人たちがいます。

そんな子どもたちは、幸せですね。



≪第11章≫  ai


かいとママさん
ありがとうございます。

いつまでも泣きやまないOと、
いっしょに泣いてしまった時のことを
思い出しました。

多くの人が同情と批判の目を向ける中、
ただ、黙ってそばに寄り添ってくれた人は、
多くの痛みを負う人でした。

毎日のひとつひとつの積み重ねは、大切な宝物です。
かいとママやみなさんに感謝します。

もう大丈夫。
大切なことを教えてくださってありがとう。

今までは、千葉がうらやましかったけど。
ここの景色が、今日はなぜか違って見える気がします。
毎朝出会う人たちも、子どもたちも。

紅葉が見ごろだそうです。
バスに揺られ、数十年ぶりに、
Oと二人で訪れてみようと思っています。

初めて、Oの父とデートした場所へ。
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