ニンジンボクの花にハキリバチの仲間がたくさんいるので撮っていた時のこと。
見慣れない小さな虫を見つけた。花の蜜を吸っていて動かなかった。
調べてみると、サイカチマメゾウムシだという。
まさかゾウムシとは思わなかった。
実は2015年10月28日 に、このサイカチマメゾウムシのことを書いていた。
一度、見てみたいと思っていたのがこのサイカチマメゾウムシだった。
サイカチの種子にはサイカチマメゾウムシという日本最大のマメゾウムシ科の甲虫の幼虫が寄生する。
サイカチの種子は硬実種子であり、種皮が傷つくまではほとんど吸水できず、親木から落下した果実からはそのままでは何年たっても発芽が起こらない。
サイカチマメゾウムシが果実に産卵し、幼虫が種皮を食い破って内部に食い入ったときにまとまった雨が降ると、幼虫は溺れ死に、種子は吸水して発芽する。
一方、幼虫が内部に食い入ったときにまとまった雨が降らなければ幼虫は種子の内部を食いつくし、蛹を経て成虫が羽化してくることが知られている。
とある。
2015年10月28日に撮った、サイカチのマメ果。