近縁種が多くて同定は難しいという。
良く目立つ白い蛾を見つけた。開帳24-31mm。
幼虫はマユミを食べるという。
どうしてクモの巣にいるのかと思ったら、自分の巣らしい。蛹も見える。
科名のスガは「巣蛾」という意味だという。
幼虫が共同の巣をつくり,群生している種がいるので科名となった。サクラスガ,オオボシオオスガ,ベンケイソウスガなどが集団性で大発生したときは,1本の木全体を巣で覆い,葉を丸坊主にしてしまうことがある。このようなスガの成虫は,前翅が白色あるいは灰色で,多数の黒点を散布する。
等とある。
ムラサキシキブの花の上で何かが動いたような気がした。
良く見ていると、ウ●チがポロリと落ちた。
これは、前にも見たことのあるギンスジアオシャク幼虫ではないだろうか??
体中にゴミをくっつけて、ゆらゆら揺れている。
ごみが風で吹かれて揺れているのを演出しているらしい。
2017年09月21日 に撮った同種と思われる幼虫。
2019年07月31日 に撮った、ギンスジアオシャク。
ちょっと違和感があるので気が付いた。
まるで、枝が出たのが折れてしまったように見える。
もしかしたらトサカフトメイガの忍術ではないかと思った。
トサカフトメイガは、すぐ近くにあるオニグルミで発生したものと思われる。
2015年10月18日 に撮った、好物のトサカフトメイガの幼虫を食べるツツドリ。
オニグルミの葉裏で10mmぐらいの初めてのコマユバチを見つけた。
調べてみるとキイロコウラコマユバチだという。
コウラコマユバチ亜科ってのは、「甲羅小繭蜂」ってことのようで。
くびれた腰より後の腹(後体節)の第1~3節の背板がくっついて、甲羅状になるらしい。
それが4節以降を覆うもんだから、上から見ると、腹に節がないように見える仲間がいるみたいね。