世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

日本平動物園 フライングメガドーム

2022-02-24 14:24:24 | テーマパーク
レストハウスから坂を下って、フライングメガドームの入口へ。

フライングメガドームは、2011年にオープンした国内最大級のフライングケージで、
150年以上前に整備された栗ヶ谷池溜池の下の池(えぼし堤)がドームに覆われた物だ。

出入口は、ドームの西側。重い二重扉を押し開けて内部へ入ろう。
(冬季は鳥インフルエンザ対策にて閉鎖されている事があります)
フライングメガドーム 入口 フライングメガドーム 東屋
3,390㎡の面積を誇るフライングメガドームだが、その大半は前述どおり池なので
出入口から、ドーム中央にある観察デッキまで、桟橋を渡って池の上を進んでいく。

ドーム内に入って、まず右側にあるのが、フラミンゴたちのエリア。
フライングメガドームのフラミンゴ達 1羽だけいるコガタフラミンゴ
ここにはチリーフラミンゴベニイロフラミンゴコガタフラミンゴ(コフラミンゴ)の
3種類のフラミンゴがいた。フラミンゴは長寿の鳥なので、アジアゾウと共に半世紀前の
開業当初からいるが、高齢化が進んだ結果、コフラミンゴは既に1羽しか残っていない。

桟橋から振り返って出入口の小屋を見てみると、その屋根にも鳥たちがとまっていた。
オシドリの夫婦 キンクロハジロ
鴨の仲間は、カルガモを始め、オシドリや、キンクロハジロツクシガモが飼育されている。

そんなカモに混じって、スズメの群れが。どうやら餌を求めて金網の隙間から
ドーム内へ入ってきた野生の個体のようだ。これにはカルガモ達も、たぢたぢ。
カルガモと野生のスズメ インカアジサシ
白いヒゲと、赤いくちばしが特徴的な、インカアジサシ10年前に来た時には
幼鳥も多数確認したけれど、現在も個体数が多く、順調に繁殖しているようだ。

カモ達を押しのけて、我が物顔で池を進んでいく、ペリカン軍団。
2021年には日本平動物園で初となる、モモイロペリカンの雛も誕生。
モモイロペリカン軍団 モモイロペリカンの子供
ひな鳥と言えど、生後数ヶ月で既に親鳥と変わらない体格に成長している。

ホオジロカンムリヅルの巣にも卵があるが、これは偽卵となり
卵を生みすぎて親鳥が弱らないように置かれている物だそうだ。
ホオジロカンムリヅル ショウジョウトキ
トキの仲間は、真っ赤なショウジョウトキと、白い羽根のクロトキ

ドーム東側の岩場に群れで居る事が多く、観察小屋の方から覗き込むとよく見える。
フライングメガドーム 観察小屋 クロトキとショウジョウトキの群れ
ショウジョウトキも頻繁に繁殖しているようで、体の黒い幼鳥を複数確認する事ができた。

最後に、鳥以外の生き物を。池の中にある浮島に住んでいるのは、ジェフロイクモザル
ジェフロイクモザルのジェフ ミシシッピアカミミガメ
ミシシッピアカミミガメは、甲羅干し中。いつからこの池に住んでいたのだろうか。

より自然に近い環境で、開けた空間を鳥たちが自由に飛び交う、フライングメガドーム。
数ある日本平動物園の施設の中でも、猛獣館299と並んで特に注目したい施設の1つだろう。

関連動画:動画でめぐるフライングメガドーム

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