いがいが根より、今回は
門脇岬方面を目指し東へと進む。城ヶ崎海岸のハイキングコースは、大きく
分けて2コースあり、東側の富戸港付近から伊豆海洋公園までのルートは
ピクニカルコースと呼ばれ
西側の八幡野港付近から伊豆海洋公園までのルートは
城ヶ崎海岸自然研究路コースと呼ばれる。
いがいが根は伊豆海洋公園の少し西側に位置しているため、城ヶ崎自然研究路コースの終わりの
辺りから、ピクニカルコースへと入る形で先へ進む事となる。それでは遊歩道へ入って行くとしよう。
いがいが根から東側へと続く遊歩道。左右を草木に囲まれた、人1人分くらいの幅しかない狭い道だ。
そんな狭い道を5分ほど歩いていくと、道の脇に最初の通過ポイントを示す杭が立てられていた。
かんのんの浜。中央に巨大な岩山が鎮座し、その左右から波打ち際へと近づく事ができる。
かんのんが根の隣に位置する浜辺だが、辺り一面にはゴロゴロとした大きな石が敷き詰め
られているので、浜というよりも磯といった方が似合いそうだ。ここへ少し立ち寄っていきます。
かんのんの浜東端は、左右を岸壁に阻まれた狭い入り江のような感じになっている。対する西側には
かんのんが根と岩山の間にもう少し広い波打ち際があるが、今回ここへ寄ったのは別の目的のためだ。
その目的の物を見つけるため、中央の松の生えた岩山を登ってみる。登ると分かるが
岩山は真ん中の辺りに切り込みが入っており、東西にパックリと割れた形になっていた。
その岩の割れ目の間に、目的の
ポットホールを発見!ここからでも眺める事ができるが、せっかくなので岩を下って
近くまで行ってみた。しかし海の目前にあるため、強い波が打ち寄せると水しぶきを被るハメになるので注意が必要だ。
かんのんの浜のポットホール。内部には巨大な溶岩石がハマっているが、長年にわたって波に削られ続けてきたせいで
綺麗な球体になっている。まるでナメック星のドラゴンボール(直径45cm)のようだが、この溶岩ボールは直径70cmと更に大きく
その珍しさから伊東市の天然記念物に指定されているらしい。サムネ画像には何となくモザイクをかけてみた。深い意味は無い。
ちなみに、このポットホールへと降りるために通った斜面がこちら。もうほとんど壁に近い傾斜で、滑り落ちてしまうのでは
ないかと思ったが、まるで目の粗いヤスリのようにザラザラとした溶岩岩なので、全くと言っていいほど滑る事は無かった。
逆に、こういう所で滑ったら酷い擦り傷になりそうだ。ポットホールのご利用は、各自の判断と責任でお願いします。
最後に、ポットホールの前で遭遇したカニ。なんだかんだで、この場所に1時間半も時間を費やしてしまったw
かんのんの浜に別れを告げて、再び門脇岬を目指して遊歩道へと戻ります。
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