世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

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風の宮公園 展望台と新東名高速道路

2024-01-21 20:44:44 | アウトドア
風の宮公園に建てられた展望台より、景色を眺める。

東側は公園に沿って富士川が流れているが、その対岸には
前に何度か訪れた明星山岩本山。奥には愛鷹連峰も見える。

新東名高速道路は、明星トンネルを通って山を貫通。
明星山は、こちら側からだと小明星の辺りになるかな。

いっぽう西側。新東名高速道路は、そのまま富士川トンネルへと向かい
大代峠の地下を横切って進んでいく。時刻は既に16時、太陽も沈む目前。

そして北西に見える松野地区。ここは元々、松野村だった場所だが
1957年に富士川町へ編入合併。その後、さらに富士川町が富士市と
合併したため、富士市でありながら中部地方に位置する町となった。


展望台の足元には、新東名の方へと下っていく階段もある。馬坂峠が
交通の要所だった時代は、この道を人々が行き来していたのだろうか?
とは言え新東名ができる前からは、だいぶ様変わりしていると思うが。

富士川に掛けられた、新東名高速道路の新富士川橋。高速道路の
高架橋のすぐ下を歩けるなんて、なかなかに貴重な体験なのでは。

なお富士川の名がつく橋は、県道396号線に掛かる富士川橋。
国道1号線に掛かる新富士川橋。東名高速道路の、富士川橋。
2024年に新たに開通する、新々富士川橋(富士川かりがね橋)
といった橋に加えて、鉄道の富士川橋梁も2本掛かっている。

高架橋を越えると、遊歩道の分岐地点が現れた。
左の道を進めば富士川楽座の方まで行けるようだ。

右の階段を上ると、送電塔の足元を通って野田山の方へと続く。
今しがた登った展望台を新東名の反対側から眺めて帰路につく。

風神宮へ戻る

【身延道】風の宮公園 風神宮【馬坂峠】

2024-01-17 20:21:01 | アウトドア
富士川楽座から北へ約2.5km。富士川にかけられた新東名高速道路の
新富士川橋からすぐ脇に、風の宮公園という公園がある。 →地図←

2020年末より突入したという風の時代を切り開くべく
桑崎風神社と共に訪れたのが、この風の宮公園となる。

県道10号 富士川身延線から、ひとつ裏の道へ入って進んでいくと
大きくカーブを越えた先で、風の宮公園の入口が姿をあらわした。

ここは元々、身延道という駿河から甲斐をつなぐ物資輸送路の一部で
(以前おとずれた芭蕉天神宮方面の塩の道とは、また異なるルートだ)
岩淵と松野の間に位置したこの場所には馬坂峠という峠道があった。

公園の駐車場を過ぎて先へ進むと、遊歩道は折り返す形で上り坂に続く。

流石に元峠道なだけあって急傾斜な坂道。途中からは
スロープの中央に段状の道も整備されているくらいだ。

そんな坂道を登りきった先に、風の宮こと風神宮が祀られている。

毎年7月25日には、ここで五穀豊穣を祈願した祭典が行われていたらしく
富士川の河原にあるという狐石まで、400m余りの大注連縄を張るそうだ。

そんな風神宮の前より、さらに南側へ階段を上っていくと現れる、展望台。
どうやら新東名高速道路が建設された頃に作られた物のようで、まだ新しい。

展望台の足元。風神宮を背にして古い石塔や、お地蔵さんも建つ。

また魔除けと縁起の木として、槐(えんじゅ)という落葉樹が園内に
植えられており、7月の中旬頃には槐の花も見る事ができるとの事。

展望台へ上る

【林道 愛宕山線】愛宕山要塞跡

2024-01-13 16:45:45 | アウトドア
富士川楽座の裏で雨乞山と連なりそびえるもう1つの山、愛宕山
ここは旧日本軍の要塞跡地で、その名残りが今もなお存在する。

愛宕山へ行くには、雨乞山の展望台から更に北へと道を上っていく。

その道中から見える景色もまた先程の展望台に劣らぬ絶景なのである。

そして道の傍らに、雨乞山へと上る林道 室野中山線の起点が現れる。

この林道は、雨乞山を回り込んで野田山公園の方まで続いているが
その途中に愛宕山へと分岐する林道 愛宕山線の起点が存在している。

急傾斜の曲がりくねった道を進んで行くと、途中で小広い場所に出た。
ここから先は路面の舗装もなく、わだちも酷いため歩いて進むが賢明。

山と山の間をつなぐ尾根にたつ送電塔を越えると、すすき草原の向こうに
愛宕山の山頂を背に祀られた平和祈念之碑と、愛宕山地下壕の概要が出現。

平和祈念之碑の後ろにはお地蔵さんもあり、その側に地下壕への
入口があるのだが、こちらの入口は鉄柵によって閉ざされている。

第二次世界大戦の本土決戦に備えて掘られた、幅・高さ約1.5mの地下壕。
全長は81.7mとの事で、この地域に造られた11の地下壕の中で最も規模が
大きく、内部には5本の壕が枝分かれして、山の反対側まで貫通している。

地下壕を見たついでに、愛宕山の頂上まで登ってみる事にした。とは言え
整備された登山道も無いので進めそうな場所を探り探り上っていくのだが。

そんな登山の途中で見た富士山。鉄塔の向こうにあるのが標高377mの雨乞山。

どうにかこうにか標高322mの愛宕山の山頂まで到着。こんな山の上だが
人為的に積まれた石段がある。ここに砲台を設置する予定だったのかな?

ちなみに、この山頂(→地図←)から、東へ500mほどの場所に位置するのが
ここへ来る途中に通った雨乞山の展望台となる。つまりどちらかと言えば
雨乞山の展望台ではなく、愛宕山の展望台という方が正しいかもしれない。

関連動画:愛宕山に眠る戦争の記憶

雨乞山の展望台へ戻る

雨乞山からの眺め 2021

2024-01-06 14:42:12 | アウトドア
富士川楽座の裏にそびえる標高377mの山、雨乞山→地図←

その中腹に位置する展望台へと初めて訪れたのは、2011年の事。
今回は、それから10年経った2021年に再来した時の様子になる。

山沿いに続く道路を上っていくと、カーブ地点の路肩に現れるこの場所。
ガードレールの外側が、コンクリートで整備してある簡素なスペースだ。
雨乞山の展望地 雨乞山の展望地
カーブミラーの前に休憩用のベンチが設けられている他には、特に
目立つものも無く、以前おとずれた時からさほど変わってはいない。

そんな雨乞山から眺めた富士山。手前に岩本山も見えるが、この頃は
まだ富士川にかかる新々富士川橋こと富士川かりがね橋の建築施工中。
こちらは2024年3月9日に開通予定らしく、また開通したら見に来たい。
雨乞山からの眺め 雨乞山からの眺め

そして、ここ10年で大きく変わった点が、2017年にオープンした
富士川サービスエリアの大観覧車フジスカイビューの存在だろう。

2010年に富士川スマートインターチェンジが開通して以降
この辺りの景色も、刻一刻と移り変わって来ているようだ。

こちらは同じ場所から眺めた富士市の夜景。前回よりも
カメラ性能が向上し、夜景の表現力もかなり良くなった。
雨乞山からの眺め 雨乞山からの眺め

富士市の隠れた展望スポット、雨乞山。そこから見る
風景からは、移りゆく時の流れを垣間みれるのだった。

2011年の雨乞山  愛宕山要塞跡へ行く

箱根駒ヶ岳 相模湾展望広場

2023-09-11 21:22:12 | アウトドア
箱根駒ヶ岳、山頂エリア。その東側に位置している相模湾展望広場

駒ヶ岳山頂一帯は広大な草原地帯となっており、その中に整備された
遊歩道を通ってエリアを移動していくが、ロープウェイの駅からだと
峰の南側の道と、中央を通る道の、2ルートから進んで行く事ができる。

南側ルートの途中、道標の建てられた場所から眺める箱根元宮の社。
草原の頂に祀られたその姿は、まさに天空の神社といったところか。

駅から峰の反対側に位置する展望広場まで、距離にして約300m。

道中にはシモツケや、ホタルブクロアザミに、トリカブトといった
植物が数多く自生しており季節によっては花を咲かせた姿も楽しめる。

階段状に整備された遊歩道をすぎると、広場へと到着。隅の方には
電波塔が建っており、ある意味これも駒ヶ岳山頂の貴重な建造物か。

元々この相模湾展望広場になっている場所は、駒ケ岳ケーブルカー
頂上駅が建っていた場所だが、1957年の開業から48年経った2005年に
運行が中止され、その関連設備もすでに全て解体されてしまっている。


そんな展望広場から眺める、駒ヶ岳東側の景色。すぐ手前に見えるのが
箱根湯の花ゴルフ場。その左奥は彫刻の森美術館などがある辺りだろう。

視界良好ならば、スカイツリーや房総半島の方まで見えるそうだが・・・
この日は、せいぜい大磯~平塚の辺りが限界で、江ノ島すら見えなかった。

そして相模湾展望広場に繋がっている、もう一方のルート。こちらは途中に
中央広場があるのだが、この辺り一帯も以前は、駒ヶ岳スノーランドという
駒ヶ岳スケートセンターを改装して造られた雪遊び施設が建っていた場所だ。

今となっては、そんな昭和の面影も無くなり、ただただ野原が広がるばかり。

ロープウェー頂上駅へ戻る  箱根園目次  箱根元宮へ進む

箱根駒ヶ岳 駒ヶ岳ロープウェー頂上駅

2023-09-08 14:03:21 | アウトドア
箱根園から、ロープウェイに乗ってたどり着いた駒ヶ岳山頂。

ここは大きく分けて3つのエリアからなり、その内の1つが
スタート地点となる、この駒ヶ岳ロープウェー頂上駅だ。

駅を出て階段を降り、すぐに広がっているのが山頂広場

ここからは駒ヶ岳の西側。芦ノ湖から、静岡県方面の景色を一望できる。


展望図には伊豆諸島の8島が描かれているが、実際に見えるのは伊豆大島くらいか。
三保松原まではちょっと無理だけれど、大瀬崎の辺りならシルエットが確認できた。

国道1号線に建っている、箱根神社第一鳥居元箱根港へと
やって来る芦ノ湖遊覧船箱根海賊船も、ここからよく見える。

出港した海賊船クイーン芦ノ湖は、蛸川温泉 龍宮殿の辺りで、もう1隻の
海賊船ビクトリーと、すれ違う。(3隻目のロワイヤルⅡは箱根園で確認済)

ロープウェイの山麓駅がある箱根園からは、ちょうど水陸両用ニンジャバス
ウォータースパイダー
が芦ノ湖へとダイブ。遊覧船に比べると、だいぶ小さい。

御殿場方面の景色は、駅の反対側にある富士山展望広場からの方が眺めやすい。
まあこちらの広場はあまり広く無く、この日は富士山も雲に隠れていたのだが。

そんな富士山の代わりに、標高1,438mある箱根山の山頂を眺める。ちなみに
現在いる駒ヶ岳山頂駅が、海抜1,327m。駒ヶ岳の頂上が、標高1,356mとなる。

これで駒ヶ岳散策の第1地点となる山頂駅周辺は、だいたい見れただろう。
山頂駅の最上階も、昔は展望レストランにでも使用されていたのだろうと
見て取れるが、今となっては、もう拝むことのできない風景となっている。

ロープウェイへ戻る 箱根園目次 相模湾展望広場へ進む 箱根元宮へ進む

梅ヶ島七滝 安倍の大滝 後編【日本の滝百選】

2022-11-30 17:32:31 | アウトドア
安倍の大滝ハイキングコース、残り200mをラストスパート。

サカサ川に掛けられた大滝3号橋。2014年に発生した
大雪で落橋したものを、2017年に復旧した新しい橋だ。

最後の吊り橋を越え、残り100mの地点まで進むと金属製の階段も出現。

階段を登った先にある沢にも橋が掛けられているが、こちらの橋には
所々に抜け落ちた箇所が見られ、その1つ1つもしっかり補修されていた。

大滝まで林を突っ切る最後の直線。こちらは令和元年東日本台風により
崩落してしまったそうだが、それを迂回するためのルートが新設された。

新道からサカサ川の方を見下ろすと、通行止めになった旧道跡を確認できる。
また、この辺りから林道豊岡梅ヶ島線へと登っていける獣道もあったようだ。

そして、ついに梅ヶ島七滝の1つである、安倍の大滝へと到着。
ゴール地点となる滝壺前から、一段上に四阿も設置されてある。

滝壺の手前に『安倍の大滝(1.2km)ごくろうさまでした。』との立札。

四阿からの眺めと、滝の前から見上げた、安倍の大滝。

水量としては安倍川の本流に掛かっていた赤水の滝の方が多かったけれど
こちらは滝の間近まで近づける分、より迫力がある姿を体感できるだろう。

3つの吊り橋を経て到着する事となった日本の滝百選の1つ、安倍の大滝。
ハイキングコースは整備が行き届いており快適に進めるので、2号橋さえ
クリアできれば、スタート地点から30分と掛からずに見に行く事が可能だ。

関連動画:日本の滝百選 安倍の大滝

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梅ヶ島七滝 安倍の大滝 中編

2022-11-27 14:32:10 | アウトドア
大滝2号橋を渡った先より、安倍の大滝ハイキングコースを進む。

吊橋でまたいだ2段の砂防ダム。ハイキングコースは、そのすぐ横から
上りの階段が始まり、この階段がルート上で最も足を消費する事となる。

階段を上り終えると、斜面に沿ってサカサ川をさかのぼっていく道が続く。
『この先危険 足もと注意』とあるように、所々で崩落した形跡が見られる。

そんなコース上に再び現れた階段。これも山崩れの跡に掛けられた橋だ。

橋から見上げると、土砂対策に建てられた数々のコンクリート擁壁が
ほぼ埋まっており、かなり大きな土砂崩れが発生した事が想像できる。

ルートを半分ほど過ぎた先で、今度は金属製の橋が2つ連なって出現。
この橋には150kgという制限荷重が記されていた。(定員2名くらいか)

サカサ川へと流れ込む、いくつかの沢を越えて東へ向かって進むと・・・

スタートから1kmほどの地点で、サカサ川に掛けられた3本目の吊り橋が登場。

安倍の大滝まで残すところ200m。確認し損ねてしまったが、この辺りから
大光山(おおぴっかりやま)へと続いている登山ルートも分岐していたようだ。

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梅ヶ島七滝 安倍の大滝 前編

2022-11-24 14:51:51 | アウトドア
静岡県内で、日本の滝百選に指定されている滝は、計3ヶ所あるが
その内の1つが梅ヶ島七滝の中に含まれている、安倍の大滝である。

温泉街の駐車場から、安倍川沿いに県道29号(梅ヶ島街道)を南下し
湯の島橋を渡って湯の華という民宿を目指す。距離にして約800m。

ガードレールの間に現れた階段を下り、湯の華の裏手へ降りると
安倍の大滝へと続くハイキングコースの入口にある吊り橋へ到着。

ここから大滝まで、サカサ川沿いに続く約1.2kmの遊歩道を進む。道中には
計3つの吊り橋が存在し、その1つが、このスタート地点にある大滝1号橋だ。

3つの吊り橋の中で最も堅牢な1号橋から振り返って眺める、梅ヶ島温泉 湯の華。
温泉街から歩いて来なくとも、こちらの駐車場を1日500円で利用する事もできる。

1号橋から安倍川の対岸へ渡ると、ルートはT字路へとぶつかる。
左の道は通行止めになっているので、必然的に右へ曲がって進む。

その先で階段を下ると、2つ目の吊り橋が姿を表した。
安倍川へ流れ込む支流、サカサ川に掛かる大滝2号橋だ。

『一人ずつゆっくり渡ってください。』とあるように定員1名の本格的な吊り橋。
ガッチリしていた1号橋とは対照的に、こちらはひどく揺れるので、人によっては
ここでリタイアとなるだろう。(序盤にその判断を下せる分、親切なコースである)

2号橋は、そのままサカサ川に建てられた防砂ダムの上を斜めに横切り対岸へ続く。
橋の長さは、80mほどあった1号橋の半分程度だが、スリルは圧倒的にこちらが上。

2号橋から眺めた、サカサ川の下流。このすぐ先で安倍川へと合流しています。

梅ヶ島温泉へ戻る  川根・オクシズ目次  中編へ進む

【昇仙峡】羅漢寺山 弥三郎岳【ふくちゃんコース】

2022-07-17 16:22:22 | アウトドア
登山口から弥三郎岳を登っていくと、すぐに周囲の木々が開けた。

見上げる花崗岩の岩壁。登山道は、その一部に作られた階段へと続く。
この階段を上がれば、先ほど林の中から眺めていた岩山の上へと到着。
弥三郎岳 登山道 弥三郎岳から眺める景色

弥三郎岳の岩山から見渡す絶景。徒歩20分足らずのハイキングにて
これだけの景色を拝める山へと登れてしまうというお手軽感が凄い。

そんな岩山から、さらに3つの岩山を登った先が弥三郎岳の山頂になる。
まず最初の岩山には金属製の小さな梯子が掛けられており、これを上る。
弥三郎岳 登山道 弥三郎権現
すると次の岩山との間に、弥三郎権現なる祠が祀られてあった。
(本殿は山頂南側の絶壁にある岩穴に祀られてあるそうです)

昔、羅漢寺というお寺に、酒造りの名人である弥三郎という男がいました。
武田家へと納める勝ち戦の祝い酒を造るなどして重宝されていた弥三郎でしたが
自身も大酒飲みで失敗が多く、それをお寺の和尚から諌められてしまいました。
禁酒を誓った弥三郎は、山の頂上から天狗に姿を変えて消えてしまったそうです。
そして、いつの頃からか、この山は弥三郎岳と呼ばれるようになりましたとさ。

・・・といった山の名の由来が説明板に記されているのだけれど
いかんせん文字が掠れて消えかけているため、非常に読みにくい。

岩山に根付いた松の木の1本に、この辺りを住処にしているであろう
ハシブトガラスがいた。弥三郎が化けたのって、もしかして烏天狗か?
あるいは、このカラスに黄金の葡萄を分け与えたら烏仙人になれたり?
弥三郎岳のカラス 弥三郎岳 登山道
さて次の岩山だが、今度は岩に直接階段が掘られており、これを足掛かりに
上っていくのだけれど、その階段に沿うようにして松の木が生えているため
頭上の空間が非常に狭まっていて、足元と共に頭上にも注意が必要となる。

そんな階段を上りきって、弥三郎の山頂から1つ手前の岩山の上へ。
おそらくここが羅漢寺山の中でも、最も見晴らしが良い場所だろう。
弥三郎岳からの眺め 羅漢寺山周辺の解説版

雲の合間から覗く富士山頂 弥三郎岳から眺める荒川ダム
南東側に頭を出している富士山から、北東側の荒川ダムまで
山頂がある東側を除いた周辺一帯を一気に見渡す事ができる。

もちろん周囲に柵などは無いため、滑り落ちようものなら命に関わるぞ。

そして山頂となる最後の岩山へ。こちらも岩の隙間が段状になっていたが
途中の段の位置がけっこう高いため、手も使わないと登るのは大変だった。
そんな段を上ると岩の間へと狭い道が続いているが、こちらを通るよりも
左の岩壁にある窪みを足場に山頂まで一気に登ってしまった方が楽である。
弥三郎岳 登山道 弥三郎岳 登山道 弥三郎岳山頂
三角点が建てられている弥三郎岳の山頂に到着。山頂周辺は松の木に覆われているため
景色を望むには向かない。羅漢寺山の標高1,058mという数値は、ここの高さのようだ。

ちなみに麓から弥三郎岳まで登るとなると、2時間半以上掛かるそうなので
そんな山を、わずか30分で登頂できてしまうロープウェイのありがたみよ。

とは言え険しい山である事に変わりなく、危険な箇所も多々あるので
登る際には準備を万全にして、気を引き締めて行った方が良いだろう。

昇仙峡ラインから渓谷を見上げた時にも、その景色に感動したものだが
こうして上から見下ろしても、また改めて感動させられるという昇仙峡
日本五大名峡の内の1つに選ばれているのも納得の光景がそこに有った。

今回いけなかった、もう1つのコースへも、いずれリベンジしに来たい。

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