清水森林公園から杉尾山を回り込んで北側に、
河内の大石と呼ばれている巨大な岩がある。
山の西側から北へと下っていく道が通行止めだったので、杉尾山展望台を後にした我々は
来た道を戻って南へと下り、東側の県道196号線(興津川沿い)からアクセスする事となった。
196号より、気をつけていなければ見落としてしまいそうな(実際見落とした)路地に入り
興津川の支流に沿って進むと、川の中に『河内の大石 200m』と書かれた案内岩が出現。
この岩自体がすでに、かなりでかいのだが・・・とりあえず案内に従い、橋を渡った先を右へ曲がる。
そのまま細い道を進んでいくと、ありました河内の大石。先ほどの案内岩の比ではないくらい大きい。
→地図←
道の反対側にある民家のような建物の所が少し広くなっているが、ここが駐車場として使われているのだろうか?
清水市指定文化財 天然記念物 河内の大石。この巨石は日本一の安産石として祀られており
その由来を記した石碑が建てられていたが、そんな石碑も大石の前では、まるで赤子のようだ。
高さ19m、周囲60m。人間が隣に並ぶと、まるでミカンと米粒くらいの
対比である。岩の周囲は、ぐるっと一回りできるように整備されていた。
もともと
真富士山の中腹にあったとされるこの大岩は、安政東海地震によって
崩れ落ち、その後に発生した洪水で、今ある場所まで流れついたとされている。
岩の裏側、なんだこのスペースはぁ!?・・・と思ったら、どうやら岩の隣にあった祠の上にあたる場所だったらしい。
その隣の祠というのがこちら、
大石神社。鳥居のほかに安産祈願の絵馬を納める絵馬掛も設置されている。
ここより1.6km登ったところに発祥の地がある、との立札もあったけれど、今回は行きません。まあ行くにしても
この大岩がスッポリ入るような大穴が開いているわけでは無いようなので、あまり期待しない方が良いでしょう。
てな感じで、清水森林公園やすらぎの森へ行ったついでに立ち寄った、河内の大石でした。
この辺りは、まだまだ面白そうな場所がたくさんあるようなので、また機会があれば行ってみたいです。
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