龍宮窟の隣には急斜面の砂浜があり、
サンドスキー場として利用されている。
その入口は、田牛海水浴場前のトンネルを抜け、すぐの場所に存在した。
専用の駐車場は無いので、竜宮公園の駐車場から歩いて向かう。
→地図←
砂浜へ下りていく階段の途中に、サンドスキー場の説明板が設けられている。
風に吹き上げられた砂が崩れて、30度という安息角が維持された砂堆らしい。
入口から眼下に広がる、サンドスキー場。ここも、よくロケ地として使われるが
一番印象に残っているのは、救急戦隊ゴーゴーファイブのエンディングだろうか。
夏季には草むらに、彼岸花の仲間である
ハマユウ(
ハマオモト)も花を咲かせる。
ちなみに、入口地点の海抜は、およそ26m。海岸から振り向いて眺めると
その入口よりも、砂山のほうが高い位置まで積み上がっているのがわかる。
海岸の隅、龍宮窟側の岸壁の前から、サンドスキー場をパノラマ撮影。
砂浜と海の間にそびえる、ポッカリと穴のあいた岩山周辺が
石丁場跡だ。
そんな石丁場跡の岩山から眺める、サンドスキー場が、こちら。
正面の岸壁の中に龍宮窟がある。海の上には、岩礁の間に神子元島もうっすら確認。
この辺りの地層は、海底に噴出して固まった
水冷破砕溶岩の層と、
海中で発生した
水底土石流の層が、積み重なって形成されている。
その様子は、この石丁場跡の岩山にも、ハッキリと現れていた。
そんな岩山の後ろには、もう1つ隆起した岩山があり、その間に開いた
わずかな隙間を見上げてみると、上の方で石が挟まっているのが見える。
岩山を回り込んでいくと、後側にも、横2mくらいの長方形の穴を確認。
また表の波打ち際の岩場にも、人工的に形成されたと思われる箇所を確認。
奥の波打ち際には、まるで亀のように見える配置の岩が。これは天然物だ。
海の向こうに見える建物は、ホテルジャパン下田と、下田大和館だろうか。
龍宮窟の南側に見える岩場も、面白い形に風化している。
以前、
烏帽子山の海岸で見た、スフィンクスを思い出す。
龍宮窟を目当てに訪れた田牛海岸だが、サンドスキー場もまた、素晴らしい場所だった。
ちなみに、この裏にあるBEACH SIDE HOUSE WAVEの方にも、もう1つのサンドスキー場が
あるそうなので、そちらに宿泊し、ゆっくりと、この周辺を巡るのも良いかもしれない。
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