世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

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奇石博物館 FILE:8

2016-07-28 15:50:00 | 史跡・観光・他
今回は木内石亭の棚の裏側にある、立体幾何形の奇石の棚をフィーチャーしていく。

重唱石像の石英は、重晶石の柱状結晶の周りに、水晶の被覆ができたもの。
その後、内部の重晶石が溶失して、水晶の中に四角い空洞ができたらしい。
重唱石後の石英、黄鉄鉱 黄鉄鉱質ノジュール 球状の黄鉄鉱
黄鉄鉱は、四角いものから丸いものまで、バリエーションに富む。

これは岩の中に発生した白カビ・・・ではなく、オケン石オケナイト晶洞)。
針のように細いカルシウムの結晶が、放射状に集合して形成されている。
オケン石 霰石、犬牙状方解石
霰石は、アラレと言うよりも、ピーナツ飴っぽい。その隣にある刺々しい
犬牙状方解石は菱鉄鉱の皮膜に覆われ、本来の白い姿とは正反対に褐色だ。

ところで、この幾何形メノウを見てくれ。こいつをどう思う?すごく・・・デルタです・・・
2つの水晶が統合してできた夫婦水晶は、その開き角度が常に84度33分になるそうだ。
幾何形メノウ 夫婦水晶 星砂と銭石
星砂は、物理現象の奇石コーナーの方にあった物だが、ここに一緒に掲載しておこう。
これは有孔虫という殻をまとった原生動物の死骸なので、砂でも、おっとっとでもない。

他にも、このエリアには、人間や尊像にちなんだ名の奇跡
動物にちなんだ名の奇跡といったショーケースが並んでいる。
奇石博物館 奇石コレクション 奇石博物館 奇石コレクション
そして次回は、解説コーナーで説明を受けた、あの石たちの登場だ!

FILE:7へ戻る  奇石博物館目次  FILE:9へ進む

シュワシュワ~

2016-07-25 15:01:05 | 
最近話題の、ラムネわらび餅をスーパーで見かけたので、試しに買ってみた。

味は、まあ悪くはない。でも、うちの地元に昔からある
サイダー寒天、通称サイダーかんの方が断然うまい。

サイダーかんは普通に給食にも出ていたため、てっきり全国的な食べ物だと
思っていたのだが、実はかなりローカルなメニューだったと知って驚いた。

小学生が持っている横断バッグが、静岡県独自の物だと知った時以上の衝撃だ。

奇石博物館 FILE:7

2016-07-23 15:23:07 | 史跡・観光・他
奇石博物館、建物中央部より奥へと進んでいく。

江戸時代の奇石収集家、木内石亭が集めた奇石の数々。
饅頭石(一色豆石) 輝安鉱 天狗の爪石(鮫の歯の化石)
木内石亭は、饅頭石輝安鉱天狗の爪石といった奇石を、70年以上かけて
日本全国から2000種以上も集めたという、まさに日本鉱物学の先駆者的存在。

木内石亭の棚の隣には、この博物館の設立にも関わったとされる
益富壽之助の研究ノートや、愛用のカメラ(Nikon F-501)もある。
益富壽之助の研究ノートとカメラ 川喜田政明の奇石コレクション
一方、正面の棚には川喜田政明の奇石コレクションなるものもあった。
自分のコレクションが後世まで残るのだから、集めた甲斐もあるだろう。

図形・絵画の奇石の棚より。ナンダモンダこと球状閃緑岩は、エントランスにも
ナポレオン岩があったけれど、こいつはまるで置き時計みたいな姿をしている。
ナンダモンダ、紅簾石、錦石 風景画石、忍石
紅簾石錦石も色鮮やかで美しいが、一番目を引くのはセピア調の
風景画石ピクチャーストーン)か。まさに自然が創りだした芸術品だ。

棚を回り込んで先へ行こうとすると、壁の前のショーケースにも色々展示されていた。
植物にちなんだ名の奇石 器物にちなんだ名の奇石
ここは植物にちなんだ名の奇跡と、器物にちなんだ名の奇跡のコーナーだ。

数が多いので、ウォーターメロン・トルマリンエルバイト)と、シノブ草入りメノウをピックアップ。
忍石や、アンモナイトの縫合線もそうだけれど、このメノウに入っているシノブ草も植物では無い。
ウォーターメロン、シノブ草入りメノウ ブロシャン銅鉱
益富壽之助の棚の裏には、記された奇石の棚があった。ここには印刷物になった石などがあるが
週刊文春に掲載された「焼酎いいちこスーパー」の広告には、コプライトの姿が・・・(また、うんこか!)
LUNA SEAのCDジャケットには、ブロシャン銅鉱がデザインされたらしいが・・・なるほど、わからん。

FILE:6へ戻る  奇石博物館目次  FILE:8へ進む

奇石博物館 FILE:6

2016-07-15 22:30:00 | 史跡・観光・他
化石エリア最後のゾーンには、史上最大の硬骨魚ポルティウスの化石が!
全長は、およそ4m。約8000万年前の浅い海を群れをなして回遊していた。

2mほどの魚を丸呑みにできるという肉食魚だが、そんなポルティウスさえも餌食にしていたのが
先ほど見たモササウルスだ。モササウルスが海の生きものにとって、いかに脅威だったのか判る。
ポルティウスの化石 ステノプテリギウスの化石

ポルティウスの脇には、ステノプテリギウスの化石も一緒に展示されている。
こいつはイクチオサウルスより少し後のジュラ紀に生息していた魚竜の仲間だ。

他にもこの展示スペースには、エドモントサウルスの頭骨や脚部、
ハドロサウルスの尾骨、プレシオサウルスの脊椎骨などもあった。
エドモントサウルスの化石 ディメトロドンの化石(レプリカ)
古生代の生物ディメトロドンの骨格は、レプリカだがインパクトがある。

とまあ古代生物を通じて地球の成り立ちを学んだ所で、化石エリアは終了だ。

おまけで、矢石雷電サンダーボルトとも呼ばれる)と、悪魔の足爪も掲載しておこう。
矢石(ベレムナイトの化石) 悪魔の足爪(牡蠣の化石)
矢石は、ベレムナイトと呼ばれる中生代に生息したイカ型頭足類の甲骨の化石。
悪魔の足爪は牡蠣の化石なのだが、そんな事よりも後のフィギュアが気になる。

化石エリアを抜けて次のゾーンへ。ここは・・・コレクションエリアとでも言うべきか?
奇石博物館の展示棚 奇石博物館の展示棚
奇石と木内石亭益富寿之助川喜田家に伝わる奇石コレクション薬になる石
図形・絵画の奇石という5つの展示棚がならぶ。さあ奇石博物館も後半戦へ突入だ!

FILE:5へ戻る  奇石博物館目次  FILE:7へ進む

奇石博物館 FILE:5

2016-07-09 16:53:35 | 史跡・観光・他
棚を回りこむ形で、化石コーナーから先へと進んでいく。

ルートの突き当りに展示されていた大海のトカゲ、モササウルス。通称、中生代最悪の海賊
モササウルスの化石 モササウルスの化石
その全長は10mを超え、ワニのような尖った口をもつ、まさに海の猛者といったところか。

モササウルスが白亜紀なのに対し、こちらはもう少し古いジュラ紀に生息していた魚竜、イクチオサウルス
全長2mほどと比較的小ぶりだが、大きな目と、優れた聴覚に、高速で泳ぎまわる事のできる体を備え持つ。
イクチオサウルスの化石 サメの顎
一方、原生種も負けてはいない。鋭い歯がならぶ広い口、サメの顎も非常に脅威的だ。
魚竜やモササウルスが絶滅したあと、それらに取って代わって海を支配したのが鮫だ。
アゴ骨の手前にある巨大な黒い歯は、全長20mと推測されるメガロドンのものだろうか。

大きいといえば、こちらの恐竜の糞石も、かなりのもの。
以前アニマルキングダムでみた象の糞と比べても、スケールが違う。
恐竜の糞石 恐竜の糞石
また、いわれなければ糞石だとは分からないような石もあった。

これは、松茸の化石!?・・・のように見えるが、サンゴと砂管で作られた人工物らしい。
珊瑚と砂管で作られた松茸の化石 海の生物の化石
珊瑚は、クサビライシや、ハナヤサイサンゴといったものも展示されている。

このエイの化石を見ていると、なんだか鉄板でプレスして作る煎餅を思い出さないか?
ヘリオバティス・ラディアンス 奇石博物館 化石コレクション
化石コーナーは、次回でラスト!これまた大きな魚の骨や、古代生物たちが登場するぞ!

FILE:4へ戻る  奇石博物館目次  FILE:6へ進む

奇石博物館 FILE:4

2016-07-04 22:22:22 | 史跡・観光・他
エントランスから廊下を進んだ先にある、化石コーナーの展示物を見ていく。

まずは、コプライト。見ての通り、うんこの化石だ。展示方法が解りやすくなっている。
草食獣の糞は、珪化木のように地中でメノウ化するため比較的残りやすいそうだが
逆に肉食獣の糞は分解されやすいため、完全な形で見つかる事はレアなんだそうな。
獣の糞の化石 肉食獣の糞の化石 オキナエビスの殻
一方、とぐろを巻いているのは、生きた化石のリュウグウオキナエビスベニオキナエビス
コプライトと並べて掲載したことに特に意味は無い。アラレちゃんをイメージしてはいけない。

同じ巻貝でも、オウムガイはアンモナイトのような形をしている。
生きた個体は、まえに沼津港深海水族館へ行った時に見たな。
オウムガイの殻 ゴキブリの祖先の化石
我々に一番身近な生きた化石といったら、やはりコックローチだろう。その歴史は実に3億年以上。

そんなゴキブリの祖先よりも更に古い歴史をもつのが、クモヒトデ。およそ5億年前から
存在していたらしいが、分解しやすいため完全な化石は、なかなか見つからないらしい。
クモヒトデの化石 クモヒトデの化石 琥珀
それら個性的な化石にまじって、ひときわ輝きを放っていたのが樹脂の化石である琥珀だ。

ストロマトライトは、およそ35億年前の始生代の頃に大量発生したとされるシアノバクテリアが形成した物。
珊瑚と比べて成長速度が遅く、このサイズのストロマトライトを形成するのにも、1,000年以上費やすとの事。
ストロマトライト メノウ化した珊瑚
珊瑚といえば、メノウ化した珊瑚の化石も展示されていた。そして次は、巨大な海の生物が登場です。

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