弾薬庫跡の入口前より、さらに坂を上っていくと再び門柱が現れた。
『第5砲台跡ここ』との立札を確認。今度こそ本当の第5砲台跡のようだ。
ちなみにこのまま坂道を進むと、コウノ巣山の小展望台近くへと行ける。
入口の先にある小屋は・・・造りは異なるが虎島砲台同様にトイレのようだ。
砲台へ続く道の途中に何やら円柱状のコンクリートが。これは井戸の跡らしい。
4年前にスルーしてしまった友ヶ島第5砲台跡の施設へと到着。コンクリート製の
建物の上には巨大な木々が生い茂り、まるで大きな盆栽を見ているかのようだ。
この部屋は掩蔽壕のようだが、かまくらのような内部構造で今までの物よりも小さい。
また奥へ進むと火気厳禁と記された鉄の扉に閉ざされた部屋もあった。こちらは窓も
コンクリートで塞がれ、危険物屋内貯蔵所と書かれたプレートが取り付けられている。
この第5砲台には12センチカノン砲が計6門あったとされているが、その砲座の上は
第4砲台跡に勝るとも劣らないジャングルと化しており、いまとなっては見る影もない。
また砲座の一部には、貯水槽らしき四角いコンクリートの箱も建てられてある。
とりあえず、これで4年前に行きそびれた場所も全部見て回れたのではないだろうか。
まだ少し時間に余裕があったため、この後、コウノ巣山大展望台から友ヶ島灯台まで
見て回った後、汽船の最終便で本土へ戻って
和歌山ラーメンを食べつつ帰路につく。
4年前の友ヶ島巡りの時もそうだったが、前日に他の場所で体力を消耗して
疲労困憊で島巡りをするハメになるというミスを今回も繰り返したわけだがw
もしまた友ヶ島に来る機会があったら、今度は他を経由せずに直に来よう!
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