アンダンテ ~私の歩幅で~

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天才とは

2006年03月28日 | ピアノ全般
発明王トーマスエジソンの言葉に、
「天才は1%の閃きと99%の努力である」
というのがあります。

モーツァルトは、
「楽想はふとした瞬間に沸いてきますが、
 それがどこからくるのかはわかりません」
という言葉を残しています。
(出所不明です・・ゴメンナサイ)

『ブラームス回想録集①』(音楽之友社)の中に、
次のような場面があります。

ブラームスにピアノを教わっていたイギリス人女性が、
「どうしてピアノ用に、とんでもなく難しい曲ばかり
 作曲なさるのですか」と詰めよったところ、
ブラームスから返ってきた言葉は、
「(そういう音楽が)勝手にこちらにやってくる
 ものだから、それ以外無理なんだよ」でした。

誰でも、必死になれば99%の頑張りはできるでしょう。
そしてまた、あるとき急にインスピレーションで、
努力レベルとは別の能力が発揮されることもあると思います。

説明できることが「努力」で、
説明がつかない領域のことが「閃き」なのですね。

作曲家の場合、この「1%の閃き」から、
これほどまでに多くの作品を生み出したのかと思うと、
やはり天才としか言いようがないように感じてしまいます。

そしてまた、あなたにも、
何らかのインスピレーションで、
「これだ!」というものがあると思います。

「これだ!」と思うことは1%以下の閃きです。
そこに努力を重ねることにより、
実現することができるのだと思います。