ローゼル

きょう５月５日は、
二十四節気のひとつ、立夏 （りっか）です。

夏の気配が現われて来る頃、
とされています。

暦の上では、今日から夏。

また今日は、こどもの日 でもありますね。
そして、今度の日曜日は、母の日。

お店でも、こどもの日のイベント等と平行して、
母の日のフラワーアレンジや鉢植えなども、
たくさん並んでいます。

近年、定番のカーネーションだけでなく、
アジサイやリーガースベゴニアなども、よく目にします。

今年は、さらに、スズランの鉢植えも。

小さくて、可憐で、さりげなく、
それでいて温かみのある、スズラン。

こちらも、素敵なプレゼントになりそうです。


■５月５日の誕生果

　　　ローゼル　(roselle)
　　　　　乙女の真心

　・和名 ： ローゼル、ロゼリソウ
　・分類 ： アオイ科、　ハイビスカス属
　・原産地 ： アフリカ北西部


ローゼル。
鮮やかな赤い果実。

私個人のイメージとしては、
逆さになった赤い鬼灯（ほおずき）です。

この果皮のように見えるのは、
肥大した萼（がく）と苞（つと）が、厚く肥大したもの。

果実は、この中に包み込まれているのですね。
ところが、食用になるのは、この表面の部分。

クエン酸や酒石酸などの、酸がたっぷり。
甘味は全くないそうです。

日本で一番身近なローゼルは、
多分、ハイビスカスティー。

その他、ローゼル酒や、ジャム、お料理のソース
などにも、多く利用されているようです。

ローゼルという名前の由来は、
花の形がバラに似ているところからだとか。

アフリカの大地に咲くローゼルの花。
その高貴な美しさには、
思わず見とれてしまいたくなるのでしょうね。


誕生果とくだもの言葉　出典：
　　日本果物商業協同組合連合会　「くだもの屋さん」
　　（参考文献：　図説 世界のくだもの３６６日事典）

　　　　
■５月５日の誕生色　：　水色
■５月５日の誕生花　：　スズラン、他

青

光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
　　・色相：　単色光の波長に相当するもの
　　・彩度：　鮮やかさ　（白みを帯びていない度合）
　　・明度：　明るさ　（光の強弱）
の３要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前（固有色名）がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・　●

青 （あお） です。

青。。。
誰もがイメージとして持っている色でありながら、
具体的な色となると、やや曖昧になるような。

青い色は、時代と共に
変化しているところもあります。

その昔、青と赤の境界は、
黄とオレンジの間にあったのだそうです。
現代では、青とは呼べないような色でしょう。

また、色彩語の青が、時として緑まで含むことは、
よくあることです。

そのように、非常に守備範囲の広い色でありながら、
色覚の基本色、つまり３原色のひとつである、青。

虹の７色の中では、一番涼しさを感じさせる色です。
青はまた、平和とコミュニケーションの意味も
持っている色です。

青い地球に住んでいる私たち。

地球には、平和とコミュニケーションが、
最初から備わっているようです。

その自然のエネルギーを、
もっと大切にしたいですね。

青は、基本であり、
誰もが知っている色なのですから。