アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

李 王

2008年05月30日 | 誕生果
ブラウス1枚では肌寒い今日の東京地方。
ラフに羽織ることができるカーディガンを取り出した。

アマランスパープル。
紫みの強い深紅色。

涼しさが、心地よさに、変わる。  
のどかな午後。

時刻は、ちょうど午後3時。

シフォンケーキで、お茶にしましょう。
ヨーロッパ木苺(ラズベリー)のソースでね♪


■5月30日の誕生果

   李 王 (りおう)
     持続性、平和

 ・英名 : plum
 ・和名 : スモモ
 ・分類 : バラ科、 サクラ属
 ・原産地 : 中国、コーカサス地方


李王。
名前の通り、大きさも、お味も、スモモの王様。

酸っぱいモモで、スモモ。

ですが、この李王は、
甘味が強く、酸味がわずか、というスモモ。
その上、とってもジューシー。

果皮は、収穫時には緑色をしていますが、
追熟すると、徐々に赤みがかって紅色になるようです。
果肉は淡黄色。

両親は、「大石中生」と「ソルダム」で、
つくられたのは山梨県らしい。

生産量が少ないので希少価値があり、
日持ちもするので、贈答用にも人気のようです。

収穫時期は、産地により、やや異なるようですが、
6~7月でしょう。

スモモの王様、李王をゲットしようとするならば、
先手が必須条件のようです。

ちなみに・・・。
スモモは、中国原産の 日本スモモ (プラム)と、
ヨーロッパ・コーカサス地方原産の 西洋スモモ (プルーン)
に大別されるのだとか。

日本スモモは、主に生食用で、
西洋スモモは、ドライフルーツやジャム等に
加工されるようです。

なお、スモモは、
英語でプラム、フランス語でプルーン、です。


  参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典


    
■5月30日の誕生色 : 灰桜
■5月30日の誕生花 : ライラック、他

ピンク

2008年05月30日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・ 

ピンク (pink) です。

ピンクは、
もともと、石竹・撫子(なでしこ)の花の意味。

撫子の花のような色として、ピンクが色名になったのは、
16世紀のこと。

ところが、間もなく、このピンクという色名は、
バックソーンと呼ばれる低木からつくられる
黄色有機顔料を指すようになったのだとか。

それが、また、赤系と赤紫系の
色相の明るい色を指すようになってきたのですね。

どのような経緯で、そうなったのでしょう?
(ごめんなさい。わかりません。)

現在認識されているピンク色が、
ピンクと呼ばれるようになったのは、
20世紀に入ってからのことらしい。

この頃のピンク色は、赤の仲間。
その後、ピンクという色カテゴリーができました。

古くから名前がついているピンク系の色は、今でも、
赤カテゴリーに含まれていることがあります。

赤の明度を上げたり、赤に白を加えていくと、
ピンク、に変わっていきます。

ピンクという言葉を耳にして、
思い浮かべるピンク色は、きっと、人それぞれ。

濃いピンクを思い浮かべる方。
パステルピンクを思い浮かべる方。

濃いピンクの方が、赤に近いので、
エネルギーを感じるようにも思います。

ところが、明るいパステルピンクのパワーも、
実は強力なのです。

それは、白(=光)が、たくさん入っているから。
心の深いところにまで、届くようです。

薄紅色の大和撫子が魅力的なのは、
やわらかな印象のその奥に、感謝と愛のエネルギーが
満ちあふれているからなのかもしれません。