アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

キャロブ

2008年05月24日 | 誕生果
別記事のコメントで、
「わんちゃんの落とし物」を話題にしていたからかしら。

きょうは、とっても、ラッキーなんです。
ベランダに、鳥さんからのプレゼントが、どっさり~~!

遊びに来てくれるのは嬉しいけれど、
お土産は、フクザツだわ…。

でもでも、おかげさまで、
ずっと目を瞑っていた、わが家のベランダが、
すっかりキレイになりました♪


■5月24日の誕生果

   キャロブ または カロブ (carob)
     献身的な愛、歓喜

 ・英名 : carob
 ・和名 : キャロブ、カロブ
 ・分類 : マメ科
 ・原産地 : 地中海東部沿岸


キャロブ。
イナゴマメの木の果実。

日本では、サヤの中の部分を、乾燥させ、煎った、
キャロブパウダーの形で出回っているようです。

風味は、ココアによく似ています。
ほんのり甘い。

そのため、チョコレートの代用品としても
多く利用されているらしい。

テオプロミン(興奮剤)を含まないので、
小さな子どもや、アレルギーのある人も安心とか。

チョコレートよりも栄養価は高く、カロリーは低いため、
健康食品としても扱われているようです。

キャロブパウダーを使った焼き菓子なども、
美味しそうですね。

地中海方面では、コーヒーやココアのように、
飲み物としても用いられているそうです。
(もしかしたら、アメリカにもある?)

キャロブはキャロブでありながら、
多くの場合、カカオの代用品として、人々に
味わいの楽しみを提供してくれているのですね。


  参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典


    
■5月24日の誕生色 : サイプレスグリーン
■5月24日の誕生花 : ヘリオトロープ、他

グールドの歌声

2008年05月24日 | ピアノ全般
私が初めて聴いたグレン・グールドの演奏は、
バッハの「インヴェンションとシンフォニア」でした。

スピーカーから音楽が流れ始めて、少しした頃。
ピアノの旋律に合わせるように、
鼻歌らしき声が聞こえてきました。

最初は、ご近所のどなたかが、
外で歌っているのかと思ってしまいました。

でも、よくよく聴いてみると・・・
その声は、スピーカーから流れ出てくるではありませんか。

そう、グールド自身の歌声です。

グールドの録音には、よくあることですが、
何も知らなかった私にとっては、衝撃でした。

私自身がピアノを習うようになり、
インヴェンションの練習を始めてから。

グールドのバッハが、非常に独特であることを、
改めて実感しました。

その後、私は、グールドの演奏をあまり聴きませんでした。
印象が強すぎて、私自身がピアノを弾くとき、
私のアタマの中でグールドの演奏が流れるから…。

ところが、昨年。
メンデルスゾーンの「ヴェニスの舟歌 作品30-6」
を練習していたとき。

自分で歌うことによって、
ピアノが引っ張られるような感触を覚えました。

ただ、人前では、歌いながら弾くわけにはいかないので、
声に出す一歩手前あたりで、ずっと弾いていました。

実は、多くのピアニストさんも、
ピアノの演奏中に歌っているみたいですね。

たいていは、心の中で歌っているようですが、
時として、口を動かしている様子が見受けられます。
明らかに、旋律を歌っているのです。

理屈では、わかっていたようなところもありますが、
自分の実感として、捉えられるようになったのかもしれません。
ほんの少しですが……。

今、グールドの演奏を聴くと、
もっと歌声が入っても良いくらいに思う私です。