アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

月 光

2008年07月05日 | 誕生果
「月光」そして「月の光」という言葉からは、
自然と音楽を連想してしまいます。

ベートーヴェンのソナタ「月光 - Mondschein」と、
ドビュッシーのベルがマスク組曲の中の
「月の光 - Clair de Lune」。

ベートーヴェン自身は、
この曲を「幻想曲風ソナタ」で発表したのですね。

ところが、この曲の第一楽章の感想を、
ロマン派の詩人ルートヴィヒ・レルシュタープが、
「スイスのルツェルン湖の波にゆらぐ小舟のよう」
と評したことから、「月光」と呼ばれることに。

ベートーヴェンの「幻想曲風ソナタ」の「風」という一言が、
より一層幻想的な雰囲気にしているようにも思えます。

ドビュッシーの「月の光」は、北イタリアの風景が、
ドビュッシーの心を捉えていたと、伝えられています。

そして、今日の誕生果は、
地上で手に触れることのできそうな、月光。


■7月5日の誕生果

   月光 (げっこう)
     両思い

 ・英名 : plum
 ・和名 : スモモ、プラム
 ・分類 : バラ科、 サクラ属
 ・原産地 : 日本


月光。
「幻のプラム(スモモ)」と呼ばれる品種。

名前の通り、収穫時の外観は、月の光を思わせる黄金色。
熟すに従い、赤橙が混じり、鮮紅色になるのだとか。

果肉は、鮮やかな黄色。 
お味は、甘く、やわらかで、ジューシー。

市場に出回ることは、ほとんどないそうで、
産地直送の贈答品でしか味わえないのかも。。?

地上で触れることのできる月の光かと思いきや、
こちらは実際に見ることも難しそうな月光かもしれません。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■7月5日の誕生色 : ペールサックスブルー
■7月5日の誕生花 : ラベンダー、他

ピアノとカンガエル

2008年07月05日 | ピアノ全般
ピアノの音で、目が覚めた。

正確には、夢の中で、
録音された自分の演奏を聴いている途中
という場面で、目が覚めたのでした。

以前は見えなかった風景が、少し見えるようになり、
音にも、わずかながら表現できるようになってきて、
自分の音にも、耳を傾けられるようになってきたような…。

子どもの頃に、習った経験のないピアノを、
大人になってから、初めて習う。

最初は、音を出すこと、鍵盤を叩くことで、精一杯でした。
少しずつ、少しずつ、練習を重ねてきました。

また、音楽することの意味も、少しずつ学んできました。

最近。
自分自身に対する手応えみたいなものを、
少しだけですが、感じられるようになりました。

そういう時期なのかもしれませんが。

感じることのできる今を大切にして、自分対して、
できる限り目を向けるようにしたいと思います。

「まだ」だけど、「もう少し」という手応え。
頑張って、上りきりたい!!