アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

夕張メロン

2008年07月10日 | 誕生果
スーパーの生花コーナーに、
鬼灯(ほおずき)が並ぶようになりました。

どれも立派な鬼灯ばかり。

私が子どもの頃は、もっと小さな鬼灯も、たくさんあり、
わりと気軽に遊んだ記憶があります。

そういえば、ほおずき市なるものがありますね。
東京都台東区の浅草寺境内では、昨日から始まっています。

7月9~10日は「四万六千日」と呼ばれ、
観音様の功徳日(くどくび)に当たるとか。

参拝すると、46000日分、つまり約12年分の
御利益があると言われています。

赤い鬼灯には、厄除けの意味が込められているようです。
もともとは「雷避け」だったとも。

鬼灯の語源には、諸説あるようです。

「鬼灯」という文字は、
ほおずきが、赤い提灯のイメージだから、とか。

赤いほおずきを、漢字で「鬼灯」と書くだけで、
まるで鬼に金棒のよう。

厄除けにはピッタリですね。


■7月10日の誕生果

   夕張メロン (ゆうばりめろん)
     盲目の恋

 ・英名 : melon
 ・和名 : 夕張メロン
 ・分類 : ウリ科、 キュウリ属、 つる性の一年生草本
 ・原産地 : (アフリカ)


夕張メロン。
赤肉系メロンを代表するブランド。

果肉は、とっても柔らかくてジューシー。

昭和35(1960)年4月。
夕張の地に、メロン組合が発足。

研究を重ねた結果、同じ年には
夕張キングメロン が誕生したそうです。

親は、スパイシーキャンタロープと、アールスフェボリット。

そのとろけるような美味しさで、徐々に知名度を上げ、
全国ブランドとしての地位を確実にしたのですね。

夕張市農業協同組合に集荷され、
厳格な検査に合格したものだけが、
「夕張メロン」と認められるのだそうです。

「夕張メロン」は、商標登録もされています。

徹底した品質管理の下で育てられる夕張メロン。
産地直送が基本です。

夕張メロンは、今が旬。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■7月10日の誕生色 : ペールパステルブルー
■7月10日の誕生花 : フウリンソウ、他

ホライズンブルー

2008年07月10日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・ 

ホライズンブルー (horizon blue) です。

空の色のひとつ。
地平に接する、淡い緑みの空の色の名前。

日本語は、わりと繊細な表現が多い言語だと思うのですが、
こと晴天の空の色に関しては、語彙が少ないかもしれません。

少なくとも、色名の観点からは、
英語の方が表現が豊かなようにも思われます。

地平線に一番近い空の色を、単独の色として扱うなど、
英語では、空色のヴァリエーションがたくさんあるようです。

欧米では、空の存在感は大きく、その変化に対しては、
とても敏感に反応しているようですね。

だからといって、日本の地上から見る空の表情が、
乏しいわけではありません。

日々、その表情は違いますし、
えも言われぬ微妙なグラデーションなども、あります。

もしかしたら手が届くのでは、と思いたくなるくらい、
地上に一番近い、地平線上の空。

その空の色、ホライズンブルー。

ホライズンブルーの色をした空の範囲は小さいけれど、
その表情は、広い上空よりも繊細で豊かなのかもしれません。