アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ソ ロ

2008年07月16日 | 誕生果

午後4時45分 撮影 (ここは、にわか雨が降っている最中)


きょう、「中国地方と近畿で梅雨明けしたとみられる」
と、気象庁が発表しました。

平年よりも、数日早めのようですね。
梅雨の期間中の降水量は、平年よりも少なかったとか。

こちら、関東地方の梅雨明けはまだですが、
連日、夏、です。

どちらさまも、ご自愛くださいね。


■7月16日の誕生果

   ソロ
     同情、同朋

 ・英名 : papaya
 ・和名 : パパイヤ、乳瓜(ちちうり)、木瓜(もくか)
 ・分類 : パパイヤ科、 パパイヤ属、 常緑小高木
 ・原産地 : 熱帯アメリカ


ソロ種パパイヤ。
ハワイ育ちで、厚い果肉の美味。

花は、雄性、雌性、間性(雄しべと雌しべの両方)
だそうです。

このソロ種は、雌性間性。
結果が良いらしい。

幼果は緑色で、熟すにつれて、黄色みを帯び、
黄色から黄橙色になります。

甘くて、芳香があり、ジューシー。
いかにもトロピカルフルーツといった果実です。

やわらかくなるまでは、常温での保管がキホン!

熟果は、生食のほか、
ジュース、缶詰、砂糖煮、乾燥果、等々にも用いられます。

生食の場合、レモンやライムを絞っても美味。
香りがさわやかになります。

また未熟果は、野菜として扱われ、
サラダや煮込み、炒め物、漬け物、天ぷら
などで、おいしくいただけるようです。

未熟果は野菜で、熟果は果物。
パパイヤは、収穫の時期、その後の追熟次第で、
楽しみ方の幅がグンと広がる果実なのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■7月16日の誕生色 : ファウンテンブルー
■7月16日の誕生花 : ストック、他

ヒアシンス

2008年07月16日 | 色いろいろ
光があるところだけに存在する、色。

色は、一般に、
  ・色相: 単色光の波長に相当するもの
  ・彩度: 鮮やかさ (白みを帯びていない度合)
  ・明度: 明るさ (光の強弱)
の3要素によって、規定されます。

そして、私たちが認識する多くの色には、
それぞれ素敵な名前(固有色名)がつけられています。

固有色名を持つ、たくさんの色。
その中から、誕生色以外の色についても、
いくつか取り上げています。


きょうは、この色・・・ 

ヒアシンス (hyacinth) です。

くすんだ紫みの青い色。

この色名は、20世紀に入ってから、
使われるようになりました。

19世紀後半から、化学染料が発達してきて、
多くの色が自由に作られるようになった頃に
できた色のようです。

しかしながら、それより前の14世紀頃には、
ヒアシンスブルーと、ヒアシンスヴァイオレットという
色名も使われていたらしい。

18世紀には、ヒアシンスレッドという色名も。

どの色も、くすんだ色みです。

ヒアシンスは、花のヒアシンスから。
そして、花の名前は、ギリシャ神話のヒアキントスから。

太陽神アポロンに愛されたヒアキントス。
嫉妬した西風の神ゼピュロスが起こした風で、
アポロンが投げた円盤が、ヒアキントスの額を直撃。

このときに流れた大量の血から、
ヒアシンスの花が生まれたとされています。

花のヒアシンス。
和名は「風信子(ふうしんし)」。
「飛信子」とも書くのですね。

「風信」は、風の便りのこと。

ややくすんだ色みが、少しばかりの寂しさを
感じさせてくれるような。

風に便りを託したいのか。
風の便りを待ちわびているのか。

色のヒアシンスには、
切なさも、感じられるような気がします。