アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

だるまさんがころんだ

2006年02月20日 | 雑記
だるまさんがころんだ
 風が、遠くから春の香りを運んできた。

だるまさんがころんだ
 福寿草が顔を見せ始めた。

だるまさんがころんだ
 日差しが、ほんの少し暖かくなった。

だるまさんがころんだ
 あっ! 北風さん、動いたよ。

だるまさんがころんだ
 梅の花がほころび始めた。

だるまさんがころんだ
 寒いと思ったら、今頃、雪?

だるまさんがころんだ
 わ~、春一番!

だるまさんがころんだ
 タンポポの黄色が目に付く。

だるまさんがころんだ
 桜も咲き始めた。

だるまさんがころんだ
 春が来た!

歌のコンサート

2006年02月19日 | 
今日は歌のコンサートでした。

歌については、特に心配することもなく、
必要以上の緊張感もなく、当日を迎えました。

タイムスケジュールや持ち物の確認には、
気を使いました。

同じルートで会場へ向かうメンバーたちと
待ち合わせて行きました。
途中、他のメンバー数人とも偶然合流。
思っていたよりも早い時間に到着し、
まずは一安心。

受付を済ませ、身なりを整えて・・。
一通りのゲネプロで、
発声練習を兼ねて最終確認をしました。

昼食&休憩時間は、まるで遠足のようでした。(笑)

開場開始時刻を少し過ぎた頃、
指定された自分の座席に着きました。
開演時間まで少し時間があったので、
隣の人と楽譜を見ながら、
音をとりにくい部分の確認をしたり…。

注意事項等のアナウンスが入り、その5分後、
ブザーがホール全体に鳴り響きました。
コンサートの開演です。

楽器演奏や独唱。
普段は伴奏をしてくださるピアニストさんの独奏。
先生の独唱。
そして、最後のプログラムが合唱でした。

合唱メンバーは、客席から直接舞台へ上がります。
飲食禁止の会場内では、喉を潤すことができません。
そこで、本来はマズイのでしょうけれど、
自分の出番が来るまでの間、
ガムやキャンディーをそっと口に含んで、
口の中が乾かないようにしていました。

紹介のアナウンスが流れ、いよいよ合唱本番です。

特別緊張することはなく、落ち着いて舞台上へ。
背が高めの私は後ろの列だったので、
先生の指揮が見えるように位置合わせをしました。

合唱メンバー全員でお辞儀をし、
演奏開始直前独特の張りつめた空気が流れ、
先生の目が「行きます!」と語り、
先生が軽く息を吸い込んで、
そして、先生の指揮をする腕が動き出しました。

まず、ピアノが流れ出し、
そして、歌が始まりました。

伴奏もよく聞こえて、指揮も見えて、
声の出もよく、普段とあまり変わらずに、
歌っていました。

  故 郷 (前半)
  春の小川
  朧月夜


と歌い進んだ頃、
私は自分の脚が震えるのを感じました。

「アレ? 私、あがっている?」
そう思うと同時に、
「誰でもスゴク緊張するンだから、とにかく歌おう」
と自分に言い聞かせながら歌い続けました。

震えを誤魔化そうと、
不必要に体を動かしてしまったように思います…。
それでも声や歌詞が出なくなることは
ありませんでした。

  鯉のぼり
  茶 摘
  夏は来ぬ
  われは海の子
  村 祭
  紅 葉
  冬景色
  雪
  故 郷 (後半)
  赤とんぼ
  どこかへ帰ろう


いつの間にか、体の震えはおさまっていました。

途中から、
会場でも一緒に口ずさむ声が流れ始めて、
その声が舞台の上の私の耳にも届きました。

とても嬉しくなって、それまで以上に
歌詞を噛みしめて歌い続けました。

演奏が終わり、大きな拍手をいただき、
お辞儀をしました。
その時は、私も一緒に拍手をしたいと思いました。

そして、先生のご挨拶の言葉と拍手で、
終演となりました。

あの「ブラームスのワルツ」

2006年02月18日 | ピアノ全般
ブラームス 《16のワルツ》 第15番冒頭
Walzer Opus 39 Klavier zu zwei Haenden (ヘンレ版)】


一般に「ブラームスのワルツ」と言われているのが、この曲で、
「16のワルツ」16曲中、15番目の曲です。

素朴で、やさしく、美しい旋律のワルツだと思います。
「語りかけるような」「語り合うような」
そんな雰囲気を私は感じます。

なぜ、この曲だけが「ブラームスのワルツ」として
知られるようになったのでしょうか?
私もずっと知りたいと思っていますが、
理由らしきものは、まだ見つかっていません。

この曲集を捧げられた音楽評論家のハンスリックは、
「真面目で無口なブラームス。
 純粋にシューマンの弟子で、北ドイツ風でプロテスタントで、
 シューマンのように非世俗的な男がワルツを書いた。」
と述べました。
ブラームスがワルツを書いたことに対する驚きの言葉です。

ウィーンに移り住んだブラームスが、
ウィーンの雰囲気をとても気に入り、
また当時全盛のヨハンシュトラウスⅡ世の音楽にも、
大変な関心を示していたそうです。
ですから、そのような中でワルツが作曲されたのは、
ごくごく自然なことなのでしょう。

ブラームスがサインを求められた際、
「美しき青木ドナウ」の数小節を書き、
その横に「ブラームスの作品ではなくて残念」
と書き添えたというエピソードも残っています。

このワルツ集は、もともとピアノ連弾用に作曲され、
ほぼ並行して、ブラームス自身の手で
ピアノ独奏用にも編曲されました。
また、もっと演奏技術的にやさしいものも
書かれているようです。

作品39-15は、連弾版ではイ長調ですが、
独奏版では変イ長調に移調されています。

このメロディーをイ長調で弾くとなると、
黒鍵と白鍵がほぼ逆転して、
かなり弾きにくいと思われます。
この曲は、手の形そのままで弾けるような構造が
とても多いと感じました。

連弾版から独奏版に編曲した際、
13~16番のみ、
どれも半音下げて移調してあります。
移調した方が演奏は容易になりますが、
それだけが理由ではないようにも思えます。

このワルツ集のことを、
「シューベルト風な形の無邪気な小さいワルツ」
と、ブラームス自身は述べているとのこと。

このワルツ集の1曲1曲は短い作品ですが、どの曲にも
ブラームスのエッセンスがしっかり入っていると思います。

私が初めて演奏したブラームスの作品が
この曲、つまり作品39-15だったことを、
とても嬉しく思っています。

また、この15番をきっかけにして、
作品39全体に目を向けることができたことは、
私にとって、とても幸せなことだと思っています。

黄色は春色?

2006年02月17日 | 雑記
今日はお華でした。

でも、小さな用事がいくつかあり、
やや慌ただしかったです。

そのようなこともあり、気持ちも集中しきれず、
「焦って生けたでしょう?」
と言われてしまうような出来でした…。

本日の花材は・・
  桃
  フリージア(黄)
  ドラセナ・ゴッドセフィアーナ
でした。

やや早めですが、桃のお節句を意識した花材です。
一般的には、桃と菜の花がオーソドックスだと思います。
今回の花材は、お花やさんのチョイスで、
このような組合せになりました。

家に持ち帰ってきてから、まだ生け直していません。
明日は朝から出掛ける用事があるので、
できれば明日の午後にでも、深呼吸してから、
きちんと生けたいと思います。

福寿草、すずな、菜の花、たんぽぽ、フリージア・・。
黄色い花は、春を告げてくれるような。。。?

オクターブの壁

2006年02月16日 | ピアノ全般
ブラームス 《16のワルツ》 第1番冒頭
Walzer Opus 39 Klavier zu zwei Haenden (ヘンレ版)】


ブラームスの「16のワルツ」第1番(op.39-1)は、
ロ長調(H dur)の明るい曲で、
華麗な舞踏会の幕開けがイメージできます。

曲としては、あまりややこしいものではありませんが、
実際に弾くとなると、結構大変な1曲だと思います。

オクターブのフォルテが続くため、
それを維持する安定した手指の力と弾力性、
そして、オクターブの鍵盤を確実に捉えることが
要求されます。

ブラームスのように、手の大きい男性にとっては、
あまり大変な曲ではないかもしれませんが…。

この曲を私は一応弾けますが、まだまだ不安定です。

白鍵でオクターブを弾いたとき、
時折となりの鍵盤にも触れてしまい、
余分な音が入って濁ってしまうのです。(涙)

しっかり弾こうとして、私は、
つい手首まで固めてしまいます…。

オクターブをきれいに弾きたいと思い、
最近始めたのが、ハノンのオクターブ練習です。
随分前にマルをいただいておりますが、
その後はほとんど弾いていませんでした。

ハノン51番「オクターブで音階をひくための準備」
には、以下のように書かれています。

  1と5の指を固くせずにオクターブにおき、
  手首を十分に柔らかくしてしっかり押さえ、
  他の指はややまるくします。
  手首がらくに動くようになるまで、
  初めの8小節をゆっくりとくり返し、
  次にだんだん速くしながら全部をとまらずにひきます。
  もし手首がつかれたら、だんだんゆっくりに速度をおとします。
  つかれがとれたら、またしだいに速くします。


まずは自己満足の演奏を目指して、頑張っています♪

イメージトレーニング

2006年02月15日 | 雑記
連日テレビでトリノ・オリンピックを見ていて、
改めて思うこと。

本番のその時を迎えるにあたり、
すべての条件を整えるということは、
とてもデリケートなのですね。

そこに至るまでの練習量は、
皆、甲乙つけがたいと思います。

大舞台での緊張は、多くの人にあるでしょうし、
また、スタートの瞬間に向けての集中力も必要です。
そこを、どういう風にできるかによりけりで、
本番の出来が左右されるようなところもありそうです。

ただ、スポーツの場合。
たとえ自己ベストであっても、
他の選手の成績が良ければ、全体の評価としては、
満足がいくものを得られないこともあります。

スポーツでは、
イメージトレーニングはほぼ必須だと思います。

ここで、ピアノを見てみると、
イメージトレーニングは、少ないように思います。

リハーサルも、ひとつのイメージトレーニングでしょう。

簡単なところでは、
自分自身が落ち着くことができるもの、
イヤリングや、小さなコサージュ、ヘアアクセサリー、
等々を身につけることがあるとか…。

ただこれも、単純に身につけるだけではなく、
事前のイメージトレーニングが必要なようです。

日常生活においても、
イメージトレーニングの入り込む余地が、
たくさんありそうです。

自分がイメージした通りになるということは、
よくあることです。

「きっと」や「どうせ」と思ってしまうと、
それなりの結果しかついてきません。
なぜならば、そう思った瞬間に、
気持ちが前を向くことをやめてしまうから。

大きな目標を持つことはもちろんですが、
それに向けての「小さな目標」を持つことも
大切だと思います。

まず、小さな目標を達成する自分をイメージすること。
そして、それを実現すること。

気持ちは、
アクセルにも、ブレーキにも
なるのですね。

今よりもちょっぴり素敵な自分を
イメージしましょう。

伝えたい・・

2006年02月14日 | ピアノ全般
いつの頃からでしょう?

伝えたい・・
そう思うようになったのは…。

自分が感動した音楽を、

言葉ではなく
自分の奏でるピアノの音色で

伝えたい・・。

誰に?

わからない…。

なぜ?

私がこの曲を、ピアノを、
こんなにも好きだから、

伝えたい・・。

10分間 で 2100

2006年02月13日 | PC&Web
この「2100」の単位は何でしょう?

実は「文字(語)」なのです。
つまり「10分間で2100文字」ということです。

これは、数年前の私のタイピング速度です。
今使っているパソコンには、このソフトが入っていないので、
その後のことはわかりません。
(単に、インストールしていないだけなのですが…。)

タイピングに関しては、私、全くと言っていいほど、
ストレスも何も感じません。
余分な力が入ることもないので、肩こりもありません。
(ピアノで、こうできればいいのですが・・苦笑)
私にとって、タイピングは「第2の口」かも…デス。(笑)

話すスピードで入力が可能ということで、
同時通訳ならぬ「同時入力」ですね。

コミュニケーションに大活躍のパソコン。
多量のデータ保存や分析が可能なパソコン。
ではありますが、私の場合、
自分のアタマの外付けデータ処理装置
としても活躍しています。

思っていることを、思いつくそばから文字にして、
その文字を見ながら自分の考えを整理する・・
・・なんてこともしていたり…。

ただ、大きな弊害のひとつとして、
きちんと書ききれない漢字が多いような?
実際に文字を書く機会が激減したこともあり、
読めるけれど、いざ書こうとすると
「アレ?」と手が止まって…。

意識して、文字を書く機会を増やした方がいいのかな?
・・などと思ったりもする今日この頃。。。

スケール②

2006年02月12日 | ピアノ全般
<テトラコード>

テトラコード(テトラコルド)とは、「4つの弦」という意味です。
4つの音で、両端の音の隔たりが完全4度をなす4音音階。
(4度関係の2つの音の間に、2つの音を挟み込んだ、
 4音の音列のこと。)

テトラコードの起源は、古代ギリシャに遡ります。
当時のテトラコードは主に3種類あります。

 ダイアトニック …… 「2個の全音」+「1個の半音」
 クロマティック …… 「1個の全音半」と「2個の半音」
 エンハーモニック … 「1個の2全音」+「2個の微分音(4分の1音)」

ここに示されている「全音」と「半音」は、
音と音の間の音のことです。
例えば、「C]「D]間は「全音」で、「E]「F]間は「半音」です。

この中の「ダイアトニック」を軸に考えます。


<2つのテトラコードによる音階>

長調の音階は、「CDEF」と「GABC」の
2つのテトラコードからなります。

 ① Cから始まるテトラコードを左手で弾きます。
      CDEF (指は順番に5432で。)

 ② 今度は右手で弾きます。
      GABC (指は順番に2345で。)

 ③ ②と同じ音を、今度は左手で弾きます。
   そして、その続きを右手で弾きます。

これを繰り返すと、また最初に戻ります。
「スケール①」の右手のスケールは、これと同じ内容です。

みんなで歌う

2006年02月11日 | 
今日は、歌の本番前最後のサークル活動でした。

「ふるさと」を軸にして、四季折々の歌を続けて歌います。
本番では、出入りの時間、お辞儀の時間等、
すべてを含めて30分あります。
歌っている時間は、20分くらいだと思います。

歌に関しては、私、全く心配も不安もありません。
本番当日までの注意事項としては、
とにもかくにも体調管理だけです。

時期的に、風邪やインフルエンザにかかりやすいので、
それだけは避けたいと注意しています。
人混みに出掛けたときは、
いつもよりも念入りに手洗い、うがいをして、
今のところ、特に支障もなく乗り切っています。

他の方々のお話をうかがっていると、
自分が歌う旋律に対して確信が持てない部分があり、
それが本番への不安感に繋がっているようです。

そうか!
私のピアノと同じかも・・と、思いました。

私のピアノは、
たくさん練習して、普段は弾けるけれど、
それをステージの上にまで持って行けるかどうか、
いつも不安を抱いてしまいます。

それが「アガル」という現象を引き起こしたり、
直前の演奏状態ではなく、
もっと過去の、不安がいっぱいだった頃の演奏が、
ふいに出てきてしまう・・
・・などということがありました。

歌は・・
もしも、ひとりで歌えと言われたら、
多分ひとりでも大丈夫だと思いますし、
またピアノがなくても、きちんと歌う自信があります。

ピアノも、自分なりに「大丈夫」と信じることができれば、
もっと良い演奏ができるのかもしれません。

ただ、どのような心理状態であっても、
緊張感というのは伴うと思います。
でも、それは悪いことではありません。
当然ですし、むしろ、
それを良い要素にするべきだと思います。

歌の本番まで、あと1週間。

今週は出掛けることも多いので、
その意味では、ちょっと不安がありますが…。
多少の病原菌は跳ね返すだけの気力を持ち、
風邪等のウイルス感染から身を守るべく、
それなりのケアは、引き続き怠らないように。

当日は、午前中にゲネプロがあり、
午後はコンサート本番です。
良いコンディションで、楽しく歌いたいと思います。