その昔、この土地で栄華を極めた「坂野家」。
国指定の重要文化財でもある屋敷地が、
「水海道風土博物館」として一般公開されています。
Topに使った書院(月波楼)からの見晴しは正に"夢見心地"。
深く記憶に刻まれました。先日紹介した「坂野ガーデン」とは
目と鼻の先ですので、併せて立ち寄りたいスポットです。
以下、常総市HPから引用
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坂野家は、この地に土着してから五百年ほどになると言われ、
享保10(1725)年に始まる飯沼新田開発では、地元の責任者である
「頭取」に任ぜられるなど、この地方の有力な名主であったことが伺われる。
その屋敷地は、1haにおよぶ広大な台地全面に位置し、周囲に塀を巡らす。
南面に配された表門(薬医門[やくいもん])は、本来、武家屋敷に
設けられることを考えると、当時の坂野家の格式の高さが偲ばれる。
平成10年に坂野氏より市が建物と屋敷地を譲り受けた。
主屋は、平成15~18年に解体修理が行われ、その過程で増改築の変遷が
ほぼ明らかとなったことから、座敷部が増築されて形が最も整った
天保9(1838)年の姿に復元された。
18世紀初め頃に建てられたと考えられる居室部と増築された座敷部からなり、
居室部の木割の大きい柱・梁で構成された架構は豪壮で意匠も優れており、
また、「広間」前面の柱間二間には蔀戸(しとみど)が吊られ、その上に欄間(らんま)を設ける。
この蔀戸と欄間による立面意匠は、この地方では例を見ない。
座敷部は、南から「一の間」「二の間」「三の間」と呼ばれ、
「二の間」東側には式台付の玄関、「一の間」には床・棚、「二の間」には
床が設けられ、境には透彫りの欄間を入れ、長押(なげし)には釘隠を打つなど
豪農住宅の客間としてよく整えられている。
大型住宅として数少ない遺例であり、表門及び塀とともに豪農の屋敷構を伝えている。
入館時間
午前9時~午後5時(4月~10月)
※午後6時閉館
午前9時~午後4時(11月~3月)
※午後5時閉館
入館料
(一般)300円 (小・中・高校生)100円
※65歳以上無料
※団体割引(15人以上)
(一般)200円
(児童・生徒)50円
3ヶ年にわたる保存整備事業により、明治23年の銅版画に描かれた姿が
再現された「水海道風土博物館」になりました。豪壮な主屋と表門、瀟洒な造りの
月波楼(書院)、豪農の家の姿をとどめる蔵や小屋の数々、
発掘・復元された庭園、四季折々の美しさを見せる中庭などの
屋敷構えとともに、竹林や梅林・雑木林など、いつも私たちの
暮らしとともにあった里山の風景が"まるごと体感"できる『歴史空間』です。
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水海道風土博物館坂野家住宅
常総市大生郷町2037番地
TEL(0297)24-2131