前回の記事 本当に機種変・買い替えは必要ですか
携帯電話の電池が1日持たなくなったので、電池交換へ行ってきました。
画像は古い電池。回収してもらいました。
機種変してからもうすぐ4年、2度目の電池交換です。
夫は、携帯売り場で「好きそうなオレンジのやブラウンのがあるよ~」とか・・パンフを持って来て「〇百万画素だし手ブレ防止も付いてるよ~」とか・・
機種変を勧めますが、まだ使える!と言い張って今回も電池交換
いや・・・本当は限界なのです。
何しろ、充電する部分のコネクター?(っていうのかな?)が
バカになってて、充電中に浮いてきてしまうのです
なので、このように洗濯バサミで挟んでの充電です
(これは夫の提案)
充電するコネクターは、もう1箇所ありますが既に機能していません。
別に意地になっているわけではなく、充電以外は問題なく使えるのです。
4年前は珍しかった手ブレ防止機能もあるし。
それに前の記事にも書いた、レアメタル争奪による紛争。
やっぱり頭から離れません。
携帯電話に使われるレアメタルが、コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部の武装勢力の資金源になっているそうです。
携帯電話の世界的な需要増加によって武装勢力に流れる資金が増えているため、武装勢力が支配する鉱山からレアメタルを購入しないよう、
サプライチェーン全体を監視すべきだ」と世界最大の携帯電話関連展示会で、国際NGOも訴えました。
スズやタンタルといった、携帯電話の部品の原料になる鉱物資源が豊富なコンゴ東部は、1990年代以来絶え間のない紛争に苦しめられており、国連やNGOは、武装勢力による鉱物資源の搾取をたびたび非難しています。
(ニュースサイト2/17記事より)
他にも携帯電話には、、、
電池にリチウム
液晶画面にはインジウム
充電する際のコネクター部分にはベリリウム
バイブレーターの部分にはタングステン
など、リチウム以外は聞き慣れないですが、携帯電話に不可欠なレアメタルがたくさん★
でも、携帯電話の回収台数は2000年度の1361万台をピークに減少、07年度は644万台と、約5000万台の出荷台数の1割強にとどまっているそうです。
理由は、、、
★登録した電話番号など個人情報の流出を懸念(抹消すれば大丈夫)
★目覚まし時計やゲーム機、デジタルカメラとして利用する人も。
★画像やメール内容を思い出として取っておきたい。
などなど・・・
「“環境より思い出”が回収率低下の原因」と表現しているサイトもありました。
まぁそれは人それぞれだし、気持ちはわかります。
でも私は、そろそろ3台ある古い携帯のデータを抹消する勇気?を持とうと思います。持ってても結局見ないし・・・
機種変が必要なければ電池交換、
いよいよ限界が来たら回収BOXへ。
私に今できることはそれくらいです。
ビックカメラでも回収は行っています(詳しくはコチラ)
もちろん携帯電話・各社店舗でも
発泡スチロール製の食品トレイ、牛乳パックと同じく回収BOXへ持ち込む方が多いと思います。
我が家も、もう長いことスーパーの回収BOXへ入れています。
もちろん、エリンギとかに使われる黒いトレイはNG。
色の付いたフィルムは剥がして・・
角をつまむとペロ~ンと剥がれます。
注:剥がれないトレイもあります。
こんな風に印刷されているトレイも。
ずっと前から、
各家庭でどれだけのトレイが使われ、どれだけのトレイが廃棄されているのか。
回収されたトレイのゆくえは・・・?
などが気になっていました。
の答えは★suika★さんの記事にあります。
あんなに軽い発泡スチロールが・・年間52000トンって・・
数値を見ると、なるべく買わないようにしよう~と思います。
肉はお肉屋さんで、インゲン・キヌサヤ・キノコ類などは袋入りを・・
各店舗で回収されたトレイのゆくえは、、、
企業や自治体のHPを調べた結果、何通りかあることがわかりました。
★トレイを仕入れた業者に回収してもらっている
★処理をしてから回収業者へ渡している
★自社のリサイクル工場へ運んでいる
★の場合、回収業者に渡したあとは中国や東南アジアへ輸出され、おもちゃやガーデニングのプランターなどに加工され(日本ではコストが高くつくため)日本へ再輸入されるそうです。
★の、自社のリサイクル工場を持つ企業・・
ヒットしたのがイトー〇ーカドーです。
何でも「生鮮工場」内にリサイクル工場があり、生鮮食品を各店舗に配送し、逆に生鮮センターに帰る便で、発泡スチロールを回収してくるようです。
輸送コストも削減していますね
発泡スチロールトレイは工場で粉砕され、すり潰され、すり潰された際の摩擦熱で軟らかくなったスチロールを成型して板状にする。
それをリサイクル業者へ委託し、ハンガーや額縁、ビデオテープの箱、色のついたプラスチック製品の原料などに生まれ変わるらしいです。
トレイの行方がわかって安心・・いやいや
何にしてもまたプラスチック製品になるわけですよね。
もちろんそのまま廃棄するよりはいいのですが、やっぱり
必要なのは「リデュース=廃棄物の発生抑制」。
なるべくトレイに乗ったものを買わないこと。
今、出来るのはそれくらいでしょうか・・・
ドイツでは量り売り・切り売りが当たり前なのは有名な話ですが
(こちらも合わせてどうぞ^^ ドイツのエコライフ)
それは市民の行動でそうなったそうです。
市民がスーパーで、買った食品のトレイをスーパーのゴミ箱?に捨てて帰る行動に出て、スーパー側がコリャたまらんってことでトレイをやめたという話。
スゴイです
やっぱり企業の姿勢を動かすのは消費者
余談ですが発泡スチロールって、オレンジの皮などで溶けるそうですね
成分のリモネンの作用とのこと。
発泡スチロールをリサイクル処理をする場合、高熱や石油系の溶剤を使用するとになり、環境に優しくないため
リモネンの作用を利用して「発泡スチロールを常温ですみやかに溶かす」新しいリサイクル方式を開発した企業もあります。
これはいいなぁ~と思いました。
でも環境技術もすごいことですが、、、
消費者ひとりひとりのちょっとした行動が大きな力になった、という事例もたくさんあるので、安心して暮らせる地球環境にするには
生活の中で環境に悪いことを「やめる」または方法を「変える」勇気を持つことが求められています。
マイバックまたはレジ袋の中身がトレイに乗った食品だらけ・・という方は考え直してみませんか