発泡スチロール製の食品トレイ、牛乳パックと同じく回収BOXへ持ち込む方が多いと思います。
我が家も、もう長いことスーパーの回収BOXへ入れています。
もちろん、エリンギとかに使われる黒いトレイはNG。
色の付いたフィルムは剥がして・・
角をつまむとペロ~ンと剥がれます。
注:剥がれないトレイもあります。
こんな風に印刷されているトレイも。
ずっと前から、各家庭でどれだけのトレイが使われ、どれだけのトレイが廃棄されているのか。
回収されたトレイのゆくえは・・・?
などが気になっていました。の答えは★suika★さんの記事にあります。
あんなに軽い発泡スチロールが・・年間52000トンって・・
数値を見ると、なるべく買わないようにしよう~と思います。
肉はお肉屋さんで、インゲン・キヌサヤ・キノコ類などは袋入りを・・各店舗で回収されたトレイのゆくえは、、、
企業や自治体のHPを調べた結果、何通りかあることがわかりました。
★トレイを仕入れた業者に回収してもらっている
★処理をしてから回収業者へ渡している
★自社のリサイクル工場へ運んでいる
★の場合、回収業者に渡したあとは中国や東南アジアへ輸出され、おもちゃやガーデニングのプランターなどに加工され(日本ではコストが高くつくため)日本へ再輸入されるそうです。
★の、自社のリサイクル工場を持つ企業・・
ヒットしたのがイトー〇ーカドーです。
何でも「生鮮工場」内にリサイクル工場があり、生鮮食品を各店舗に配送し、逆に生鮮センターに帰る便で、発泡スチロールを回収してくるようです。
輸送コストも削減していますね
発泡スチロールトレイは工場で粉砕され、すり潰され、すり潰された際の摩擦熱で軟らかくなったスチロールを成型して板状にする。
それをリサイクル業者へ委託し、ハンガーや額縁、ビデオテープの箱、色のついたプラスチック製品の原料などに生まれ変わるらしいです。
トレイの行方がわかって安心・・いやいや
何にしてもまたプラスチック製品になるわけですよね。
もちろんそのまま廃棄するよりはいいのですが、やっぱり
必要なのは「リデュース=廃棄物の発生抑制」。
なるべくトレイに乗ったものを買わないこと。
今、出来るのはそれくらいでしょうか・・・
ドイツでは量り売り・切り売りが当たり前なのは有名な話ですが
(こちらも合わせてどうぞ^^ ドイツのエコライフ)
それは市民の行動でそうなったそうです。
市民がスーパーで、買った食品のトレイをスーパーのゴミ箱?に捨てて帰る行動に出て、スーパー側がコリャたまらんってことでトレイをやめたという話。
スゴイです
やっぱり企業の姿勢を動かすのは消費者
余談ですが発泡スチロールって、オレンジの皮などで溶けるそうですね
成分のリモネンの作用とのこと。
発泡スチロールをリサイクル処理をする場合、高熱や石油系の溶剤を使用するとになり、環境に優しくないため
リモネンの作用を利用して「発泡スチロールを常温ですみやかに溶かす」新しいリサイクル方式を開発した企業もあります。
これはいいなぁ~と思いました。
でも環境技術もすごいことですが、、、
消費者ひとりひとりのちょっとした行動が大きな力になった、という事例もたくさんあるので、安心して暮らせる地球環境にするには
生活の中で環境に悪いことを「やめる」または方法を「変える」勇気を持つことが求められています。
マイバックまたはレジ袋の中身がトレイに乗った食品だらけ・・という方は考え直してみませんか