続きです・・・大通公園を4丁目から西に歩いていきます。
4丁目
地下鉄大通駅5番出口のすぐ横に碑があります。
日本の道100選の碑 (昭和62年設置)
「道の日」制定を記念し選定され建てられました。
金属と水のモニュメント (昭和43年設置)
箕原 正 作
この噴水は、昭和43年、北海道と札幌の創建100周年を記念して設置されました。
南側に碑が1基
吉井勇歌碑 (昭和56年設置)
小谷 博貞 作
歌人・劇作家の吉井勇は、昭和30年に札幌を訪れ「北遊小吟」5首を詠みました。その中の一首です。
ライラックは「札幌の木」に選ばれています。
碑の歌 家ごとに リラの花咲き札幌の 人は楽しく生きてあるらし
「リラ」とはライラックのフランス語での呼び方です
5丁目
中央に碑があります
聖恩碑 (昭和14年設置)
昭和11年、札幌に天皇陛下(昭和天皇)が行幸され、陸軍特別大演習が行われました。
この碑は行幸を記念し、明治・大正・昭和の三代に渡る天皇陛下の御恩に感謝して昭和14年に建てられ
ました。高さは16.3mです。
碑の正面には「聖恩無彊」(せいおんむきょう)と刻まれています。
「聖恩」とは天皇の恩・「無彊」とは無限という意味です。題字は大演習にお供した閑院宮戴仁親王の書。
昭和12年の市営水道の通水開始も記念しているそうです。
舞楽の面(蘭陵王)が彫刻されています。
舞楽面蘭陵王(首領) 舞楽面蘭陵王(家来)
6丁目
西側に日時計があります
日時計の軸は札幌の緯度と同じ43度の角度で立てられています。
北側には野外ステージがあります
野外コンサート・イベントなどが開かれています
野外ステージのすぐ左側に
開拓紀念碑 (明治32年に移設設置)
明治15年に開拓使や屯田兵幹部が発起人となって碑の建立を計画して、明治19年に建てられました。
碑の石は、明治初期に札幌と虻田を結ぶ本願寺道路(現在の国道230号線)を開削した時に掘り出された
安山岩です。元は札幌で最初の公園である偕楽園(現・北区北7条西七丁目付近)の中にありましたが、明治
32年に大通に移されました。
西側に像があります
奉仕の道 (昭和57年設置)
峯 孝 作
札幌ロータリークラブ創立50周年記念として寄贈されました。
四つのテスト(職業道徳向上のための国際ロータリー行動基準)について話し合う北の動物達を
表しているそうです。
7丁目
公衆トイレの横に、大通公園管理事務所と大通公園インフォメーションセンター&オフィシャルショップ
があります。
オフィシャルショップ営業時間 10:00~16:00(イベント時延長あり) 定休日 12月29日~1月3日(年末年始)
北側に像があります
漁民之像 (昭和44年設置)
田畑 一作 作
北海道開拓100年と、北海道漁協婦人部創立10周年を記念して建てられました。
中央には
噴水と広場
夏は子供達の水遊び場に。
ヨサコイソーラン祭りの輪踊りソーランやお盆の北海盆踊りなど、踊りの広場でもります。
(撮影時(5月12日)は噴水は稼働していませんでした)
そして、南西角にある公衆電話の陰に碑が一つあります。
集団帰国記念碑 (昭和34年設置)
朝鮮総連札幌支部が建てた碑です。
戦時中に労働力不足を補う為に、多くの朝鮮人が連れてこられ、北海道では炭鉱を中心に過酷な
労働を強いられました。北海道には17~20万人の朝鮮人がいたと言われています。昭和34年に
日本赤十字社と朝鮮赤十字社の間で帰国協定が成立し、その年の12月に新潟から帰国第一船が
出ました。これを機に北海道からも2千人程が帰国したそうです。
撮影 5月12日 一部は6月19日
もうちょっと続きます。