乳製品のバター。
乳の中の脂肪分を凝固させて作ります。
メソポタミア文明の時代にはすでに存在していたそうです。
黄色い箱に北海道の形がデザインされた雪印バター。
この雪印バターの発祥の地が札幌の郊外にあります。
雪印バター誕生の記念館
(札幌市厚別区上野幌1条5丁目1)
大正14(1925)年に雪印乳業の前身「北海道製酪販売組合」が629人の酪農家の出資によって
誕生しました。翌年には「北海道製酪販売組合連合会」と改組しました。
札幌郊外の上野幌(かみのっぽろ)にあった宇納牧場の製酪所を借り受けて、バターの製造を始め
ました。
「雪印」は北海道製酪販売組合連合会の商標だったそうです。
昭和56(1981)年に赤い三角屋根をした当時の建物がそっくり復元されました。
この建物のすぐ隣には
旧出納邸
酪農経営を学ぶためにデンマークに留学し、留学を終えた出納陽一は、1924(大正13)年に
義父の宇都宮仙太郎とともに宇納牧場を設立しました。
建物は出納陽一の邸宅として大正14年に建てられたもので、デンマークに留学していたとき目に
した富豪の家がモデルといわれています。
1・2階は出納家の家族用、屋根裏部屋の3階は全道から集まった実習生の寝室にあてられました。
現在は、雪印種苗園芸センターの運営会社、株式会社グリーンプランナーの事務所が入居しています。
宇納牧場のサイロも残されています。
北海道製酪販売組合連合会 通称「酪連」の 「酪連発祥の地」の記念碑
昭和33年建立
雪印種苗園芸センターの苗木売り場の奥にあります。
見学時間は、雪印種苗園芸センターの種苗売場が営業している間と思われます。
こちらでご確認ください