真駒内の北西側にある真駒内第一公園
(札幌市南区真駒内曙町1丁目)
この公園の中(隣接して)小さな神社があります。
真駒内神社 (まこまないじんじゃ)
この神社は明治32(1899)年に馬魂・獣魂を奉祀したことに始まります。
以前にも記事にしましたが、真駒内は明治9(1876)年にエドウィン・ダンが真駒内放牛場を開設しました。
明治19(1886)年に、開拓使の育種場・牧牛場・養鶏場がこの場所に一つにまとめられて真駒内種育場と
改称し、各種の家畜改良と繁殖事業が行われるようになりました。
昭和9年11月10日、当時の種育長の相原金治の働きによって、伊勢神宮から天照大神の分霊を奉祀
して神社を創建しました。
昭和20年8月に終戦を迎え、昭和21年5月には進駐してきた連合軍に真駒内全域を接収される事が決定
されました。連合軍のキャンプを置く為です。
種育場が置かれる前から入植し、人が集まっていた現在の真駒内本町の住民33名は、この地区を接収
地域から除外してほしいという嘆願を札幌進駐の総司令官スイング少将に行い、請願が占領軍に認められ
この神社も解体を免れました。
その際に食物の神様である稲倉魂神を奉祀されました。昭和54年には京都の天満宮(北野天満宮でしょうか?)
から菅原道真(天神様)の分霊を受けて奉祀しました。
御祭神は 天照大神 倉稲魂神 菅原道真 です。
例祭日は9月10日でしたが、現在は8月10日に行われます 馬魂・獣魂祭は5月12日 です。
真駒内第一公園の中には、馬魂碑 獣魂碑 (昭和22年建立)
真駒内種畜場之跡碑 (昭和39年建立・昭和46年移設)
佐藤忠良 作
明治天皇行啓道路碑 (明治14年の明治天皇行幸記念・昭和11年建立)
行啓記念碑 (昭和11年の昭和天皇行幸記念・昭和13年建立)
大典記念碑 (大正天皇即位記念・大正4年建立)
真駒内開基百年記念碑 (昭和51年9月建立)
などがあります。
撮影 4月下旬
真駒内の歴史を感じる事が出来る場所です。
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