本日11月3日は例年 SLニセコ号の最終運行日なのですが、今日をもって来年度以降の運行は行われません。
JR西日本管内で起きた福知山線の脱線事故を踏まえ、、幹線を運行する列車には2016年6月末までに新型の自動列車停止装置(ATSーP)の搭載が義務化され、
JR北海道の保有するSLに搭載するには技術的に困難で、数億円が必要である事。
安全体制の立て直しや北海道新幹線の開業準備を優先させる必要性から本年度を最後に「SLニセコ号」、「SL函館大沼号」、「SLはこだてクリスマスファンタジー」の
函館本線を走行する3列車が今年度限りで廃止され、ローカル線である釧網本線を走行する「SL冬の湿原号」のみ存続されます。
これが函館本線を走るSLの見納めになると思い、今まで撮影した事のない、218.1kpと呼ばれる国道5号線の稲穂峠の登り口にある上山道跨線橋に行ってみました。
ここは、いつも沿線で1・2位を争う人気の撮影スポットで、かなり前から場所取りをしないといけないくらい人気の場所でしかもスペースがあまりありません。
三脚を立てずに手持ちなら、隙間から写せるだろうと思い、1時間前に手前の上山道パーキングに車を停めて撮影場所まで徒歩で移動。
みぞれやあられが降る悪天候でしたが 既に10人ほどがいました。 いつもに比べて人が少ない。
隣に並んでいた方と暫し談笑。
隣に並んだ方はこの後はワイス踏切跡に追っかけて行くと言っていましたが、私は車のタイヤ交換をしておらず、
無理をして峠越えをして事故を起こすといけないので、ここの一発に賭けることにしました。
10:48
その時が来ました。
最初は煙が横に流れていましたが・・・
これが最後なんですね・・・。
SLニセコ号 2014 然別~銀山間 (218.1Kp)
函館本線(山線)を走るSLの雄姿を目に出来て良かったです。
振り返ると・・・2005年12月、札幌駅でたまたまSLを見かけ撮影を始めました。
あれから9年。たまに本州を走るSLを撮影しに行くまでハマってしまいました。
山線を走るSLをもう見れなくなってしまうのはとても残念です。
新型ATSを搭載したJR東日本のSLを貸出ししてもらえないのかな?
北海道のSL列車は、1~3月に釧網本線を走る、SL冬の湿原号だけとなりました。
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