「デフォルト」

2011-09-17 04:00:14 | 「パラダイムシフト」

                       

 

                    「デフォルト」
 


 
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 2011年09月16日 J―CASTニュース&メディアウオッチより
 [ http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JC107558&cc=06&nt=00 ]


「ギリシャの国家破産は確定的 リーマン・ショックより酷い事態」

ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)が懸念されるなど、欧州
 
危機の深刻の度合いが増している。 米証券大手のリーマン・ブラザ

ーズの経営破たんから、2011年9月 15日で丸3年。ギリシャが財政破

たんすれば、イタリア、スペインに も危機が波及、そして欧州危機

が「第2のリーマン・ショック」にな る可能性が膨らんでいる。

 ■ギリシャ国債、年内にデフォルトの可能性「ほぼ100%」  

 世界銀行のゼーリック総裁は2011年9月14日、ワシントン市内で

 講演し、「世界経済は新たな危険水域に入った」と述べた。ギリシ

ャやポルトガルなどの財政危機に、日米欧の先進国が協調して早急

 に課題を解決しなければ、世界経済はさらに落ち込むと警告した。

 欧州連合(EU)がこれまでとってきた対策は、ギリシャに一時的

 に資金を融通して混乱を収めるという場当たり的なもので、「時間

稼 ぎ」に過ぎない。ギリシャはEUと国際通貨基金(IMF)による資

金支援がなければ財 政破たんする。これに対してギリシャは、

「EUとIMFとの支援合意に 基づくすべての責務を果たす」と融資の

継続に懸命だが、これまで も度々聞かされていたフレーズだ。

 米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは7月25

 日、ギリシャ国債の格付けを3段階引き下げ、「Ca」にした。その

下 はデフォルトの水準で、ムーディーズは「ギリシャ国債は、事実

上 100%の確率でデフォルトになる」との見通しを示した。  

 第一生命経済研究所の首席エコノミスト、嶌峰義清氏は「ギリシ

 ャの今年7月までの財政赤字は約150億ユーロと、すでに前年を上回

 っています。今の状況が続けば融資は受けられません」と話し、

ギ リシャ国債が年内にデフォルトする可能性は「ほぼ100%」と言

い切る。みずほコーポレート銀行国際為替部のマーケット・エコノ

ミスト、唐鎌大輔氏は「もはや(ギリシャは資金の出し手である)

ドイ ツ次第。デフォルトするかではなく、それがいつかという話に

なっ てきた」という。

  ■欧州大手金融機関にも信用不安が広がる

 ギリシャ国債のデフォルト観測が強まったことで、これまでギリ

 シャ国債を大量に買ってきた欧州大手金融機関にも信用不安が広が

り、預金が流出するなど経営不安を招いている。  それもあって、

9月14日にはムーディーズが仏銀行大手のソシエテ ・ジェネラルと

クレディ・アグリコルを格下げした。ギリシャの財政破たんをきっ

かけに、欧州の大手金融機関が経営破たんし、「第2 のリーマン・

ショック」を引き起こす可能性がささやかれているが、 そのメカニ

ズムはこうだ。

 ギリシャの財政破たん→世界同時株安、ユーロ安→金融機関の損

 失が膨らみ、信用不安が拡大→金融機関の経営破たんや企業への貸

し渋り→企業業績や資金繰りの悪化→リストラや倒産、消費低迷と

 いった具合にデフレ・スパイラルに陥って、世界的な大不況がやっ
てくる。

「一国が破たんすることに加えて、通貨危機を引き起こすことに

 もなりかねないのですから、リーマン・ショックより酷いことにな

 るかもしれません」(みずほの唐鎌氏)。