「某民主主義人民共和国」④
「長距離弾道ミサイル」、北朝鮮語では「人口衛星」と訳されるもの
の発射期日が迫っている。打ち上げは天候に影響されるので、某国が
予告しているように、衛星の打ち上げであるなら発表している期日内
(12日~16日)に発射するだろう。もちろん、そんなものは偽装で
あることは明白で、気象情報なら中国から提供して貰えばもっと安く
付く筈だし、然も、衛星の打ち上げであれば衛星が軌道に乗らなけれ
ば成功とはいえない。それを確認することは米国にとって安易なこと
である。国の内外に軍事力の増強をアピールする狙いであれば、何
よりも失敗は許されないし、また、日米韓が張り巡らす迎撃システム
に何らかの成果を上げさせてはならない。もはや、これは軍事戦略
が優先して、日米韓の軍当局さえも迎撃ミサイルの実践能力を試す
ための絶好の機会だと固唾を飲んで見詰めている。つまり、戦争ご
っこをしているのだ。だから、某国は、敵対国が迎撃ミサイルで待ち
構えているところに、おめおめと期日内に発射させるだろうか?すで
に軍事戦略であれば、相手が油断している隙を狙うのではないだろ
うか。つまり、適当な口実を理由にして予定の期日を外して、敵対国
が警戒を緩めた時に打ち上げるのではないだろうか。17日とか18
日の方が可能性が高いのではないか。更に、発射を延ばせば延ばす
だけ某国は世界から注目され、軍事的プレゼンスを高めることができ
ると踏むかもしれない。ただ、その両日は絶対無いという事情が明白
なら、事情をまったく知らない私は、アッサリ引き下がるつもりだが。
仮に、某国が、イランの要請を受けて、イスラエルによる核施設
への空爆を逃れる為に、米軍の関心をイランに向かわせないように
陽動しているとすれば、するぞするぞと言いながら何時まで経って
も発射させないことだってあり得るのではないだろうか。私は、どう
してもイスラエルによるイラン核施設への空爆の時期に重なってい
ることが引かかってならない。キム一世の生誕100周年か何か知
らないが、ただそれだけでないような気がする。確か、某国の前回
の打ち上げのすぐ後にもイランが続いてミサイルの発射実験をした
のではなかったか。虚覚えだが。
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