「あほリズム」
(695)
戦争とは、増えすぎた人間を減らすためと、
時代認識の転換を促すための自然のしくみである。
「あほリズム」
(695)
戦争とは、増えすぎた人間を減らすためと、
時代認識の転換を促すための自然のしくみである。
「歴史は繰り返されるのか?」
日本が今後どうなっていくのかは国民の最大の関心事に違いない
が、今まさに新型コロナウイルスのパンデミックによって世界中が
活動の自粛を強いられているこの時期と同じように、ちょうど10
0年前にもスペイン風邪のパンデミックが起こって世界中で感染に
よって多くの死者が出た。私はこれまでも何度か今の時代がその時
代と酷似していることを訴えてきましたが、ちょうどその頃はパン
デミックだけではなくて、気候変動がもたらす冷害による凶作にも
見舞われ、さらに関東大地震が起こり、そして世界的な経済恐慌と、
そして第一次世界大戦の最中でもあった。ただ、今はまだ世界大戦
は起こっていないが、しかし米中の対立は戦争前夜の観さえ窺える。
もしも、歴史は繰り返されるとすれば、そしてまだ戦争だけは起こ
っていないとすれば、今はまさに戦争前夜だということになる。さ
らに付け加えるならば、その時代は通信技術の発達によってラジオ
が一般家庭にも普及して、それまで人々は新聞でしか知ることが出
来なかった世界情勢を瞬時に知ることが出来るようになった。もち
ろん現在のインターネットによるSNSとは比べものにならないが、
画期的なことに違いなかった。しかし、それは政府が国民世論を誘
導するための便利な装置でもあった。政府が発信するプロパガンダ
に多くの国民は踊らされた。果たして今の我々はインターネット情
報に踊らされていないだろうか?
(つづく)