「・・・」(2)

2021-04-04 04:49:18 | 「二元論」

                     「・・・」


            (2)


 私は、「現存在(つまり人間)が『おのれを時間化する』」(木田

元「ハイデガーの思想」)ということまでは何とか理解できますが

、ところが、木田元はその後さらにこう言います、

「これまで述べてきたことからも、存在了解が時間性として生起

するということ、したがって存在はつねに暗黙のうちに特定の時

間的地平へ向けて企投され、そこから了解されるものであり、だ

からこそ、存在はつねにテンポラリテ―トな性格をもつという程

度のことは、すでにお分りであろう。となれば、存在一般の意味

についての問いはすでに答えが与えられたことにならないであろ

うか。つまり、存在の意味は時間である、という答えが。」(木田

元 [編著]「ハイデガー『存在と時間』の構築」)[岩波現代文庫]

なんと、「存在の意味は時間である」と言うのですが、さすがに

これはまったく理解できなかったし、実は今も良く分かっていな

い。「存在とは時間である」って「えっ?えっ?えっ?」である。

 


「あほリズム」(822)

2021-04-03 07:19:14 | アフォリズム(箴言)ではありません

         「あほリズム」

 

          (822)

 

 中国という国の異常さは、14億人もの国民の意志をたった一人

の政治家が掌握していることにある。逆に言えば、14億人も居る

のにたった一つの意志しか選べない。仮に豊かさとは選択の多様性

にあるとすれば、彼らの社会は依然貧しい。

 つまり、もしもの時のリスクヘッジが存在しない。崩れ始めたら

歯止めが利かない。


「あほリズム」(819)~(821)

2021-04-01 06:54:39 | アフォリズム(箴言)ではありません

        「あほリズム」

 

          (819)

 

 ヒューマニズムの破たんはまず無関心から始まる。果たして、

香港もミャンマーもわれわれには関係ないで済むだろうか?

 

           (820)

 

 日本社会のジェンダーギャップ(男女間格差)は儒教文化の下

での男尊女卑に由来する。つまり、いくら仕組みを改めても、

男女差別を認める儒教道徳を改めない限り根本的な解決にはな

らない。儒教道徳とは非近代的な「土人」道徳である。

 

            (820)

 

 そこで女性たちよ!まず、怯まずに男と「ためぐち」で話す

ことから始めよう!言葉使いこそがあなたたちを謙らせている

のだ。さあ、言ってみよう!

「おいっ!コラッ!ハゲッ!」と。