昨年12月29日、とうとう高石ともやのライヴに潜入する機会に恵まれた。
TV(それも随分昔のTV番組)では何度もお目にかかっているのだが、目の前で動いて唄う雄姿に触れるのは今回が初めてなのだ。
いつもならば年末のこの時期、外出する意欲など皆目持ち合わせないワタクシなのだが、日帰り可能な時間帯の公演である事にひかれて行ってしまったのだが、チケ取りの初動が遅れたため、2階席の後ろから2列目というステージからは随分遠い席になってしまった。
サンケイホールブリーゼの2階席はすんごい急傾斜で、そこから眺める開演前のステージはこんな風。
マイクが3本とベースアンプ、、、、、、、
なんともシンプルな景色だった。
高石ともやはギタースタンドも最小限しか用意していない。
バンジョーやウクレレを手に唄う時の高石ともやは、それまで弾いていたギターを無造作にステージの床に転がしている。
たくさんのおしゃべりと唄と演奏を聴かせてくれたのだが、ナターシャゼブン時代のレパートリーらしい曲では、2階席の右側のどなたかが大きな声で一緒に唄っていた。
それも、ハーモニーパートである。
ああ、やはりナターシャセブンの時代にきちんとナマで聴いておけば良かったと後悔先に立たず。
アンコール最後の曲は、『思い出の赤いヤッケ』。
これは一緒に唄えたのでうれしかった。
ワタクシがかつて経験した事のないほど、観客席の年齢層は高かったはず。
第1部が終わった後の休憩時間と、終演後に客席から出口に向かう足取りはなかなか前に進まなかった。