少し前になるが、
『一般的な家計では、給付金は所得を押し上げたものの、コロナ禍で消費を手控えたことから、そのぶんは貯蓄に回った構図』
と、どっかの記事で、去年の一人一律10万円の給付金の使途について書かれていた。
元データは、社名は忘れたが、とある家計簿アプリからだという。
ワタクシは使っていないのだが、その家計簿アプリとやらは、銀行や証券、クレジットカードなどの口座情報を一括管理し、入出金を食費や光熱費など分野ごとに自動分類する機能を有して、その利用者は21年4月に1200万人を超えているらしい。
そのアプリ利用者約23万3000人の匿名化データを事前同意にもとづいて活用した研究だという。
事前同意、、、、、、というとあれか、使用前に「同意する」とか「同意しない」とかチェックを入れるやつか。
保険とか通販とか、よく見かけるが、おそらく誰も熟読していない、あれか。
自動車メーカーがナビの通行データを匿名化の上で集計して、地震とか大雨とか大きな自然災害後の交通状況をビッグデータとやらで発表しているのは有意義だと思われるが、自分の家計簿の中身をのぞき見されて集計されるなんて、ヤだな。
事前同意とやらに従って運用しなかったとしても、ユーザーにはその悪意を把握する手立てはない。
なので、嘘と改竄と誤魔化しを得意技とする、どっかの政府が大金をかけたらしい、コロナ感染者との接触状況を通知するなどというアプリは、もっとヤだ。