lizardbrain

だらだらぼちぼち

自分だけなのかもと心配してみた

2023年01月18日 14時53分00秒 | 音楽
Eテレでやってた星野源の『おんがくこうろん』という番組は初回から欠かさず留守録して全て観た。
テーマとして取り上げられる人物や楽曲に、どうにも興味を持てないので困ってしまってワンワンワワン、ワンワンワワン(子猫ちゃんが迷子になったという歌からの引用ですが、すみません、もうやりません、、、、)
ワタクシとしては、番組そのものはとても興味深くて観たくて観たくて仕方がないのに、いざ再生してみると取り上げられている中身に興味が持てない、という変てこな結果に陥ってひたすら狼狽してしまった。

いや、番組は面白いのだよ、

例えば、

ゲストで登場する「かいせついん」は妙に顔色の悪いパペット状の人ながら実在の人物で、その本人が声を担当しているらしい。
そしてその顔色の悪い「かいせついん」がターンテーブルのレコードをかける時に、なぜか必ず「よいしょっ」と掛け声を出す。
そのレコードを交換した様子もないのに、次の曲をかける時もまたまた「よいしょっ」と声を出しながら針を落とす、、、、
だとか、

星野源の隣にいるアナウンサーは、ブラタモリの中でピアノの実演を聴かせてしまう、実はハイレベルの音楽教養を備えている。
だとか、

そんな事を考えながら4週連続で2シーズンオンエアされた中、通算7回目にしてようやく興味を持てるテーマに出くわしたと思わせたのが、ジョン・ケージ。
筒井康隆だか山下洋輔だかの文章で、ずいぶん以前からこの人の事は知ってはいたのだが、詳しく知る機会は無かったのを、少しばかり知ることがができた。

その翌週、通算8回目ではあのTR-808が登場した。
このマシンの事も何年か前まで全く知らなかったのだが、いつぞや斉藤和義がWOWOWで紹介してたので、興味は持っていた。
マイケルのビリー・ジーンとかでも鳴ってた打ち込みドラムの音だという。
YMOはもちろん、洋邦問わずたくさんのミュージシャンやアレンジャーやプロデューサー達に使いこなされてきたのだと言う。
でも、このハンドクラップやスネアやバスドラの音は好きにはなれないと断言しかけたら、ユーミンの楽曲中でも使われたらしいと聞いてから、
これは自分のセンスが足りないのだな、
と思い知った。

どうすれば良いのだろう、ワタクシは?