この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

『日本センチュリー・オーケストラ公演』-グリーグの『ピアノ協奏曲』とベートーベンの『運命』を聴く

2013-01-24 13:14:53 | 音楽


         【2013年1月20日】  京都コンサートホール

 2003年の秋だから、今からかれこれ10年ほど前のことになるが、小泉和祐の『幻想』が素晴らしかったからよく覚えている。だから、たまたま見たポスターでコンサートホールにセンチュリー交響楽団が来て、小泉の指揮でグリーグの『ピアノ協奏曲』とベートーベンの『運命』をやると知って、チケットを衝動買いしてしまった。

 たまに家で聴いている『グリーグ』は、マタチッチの指揮で『モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団』をバックにあのリヒテルが演奏しているものだから、力強さと共に“こころにくい”ほどの《間合い》と《タメ》を持った演奏が耳に残り、それと比べるとどうしても不満を-特に第一楽章は-感じてしまったが、第二楽章以降は『小川典子』の演奏も、どこからあのパワーが出て来るかと思うほど迫力があり、いい演奏だった。

 『運命』は完璧だ。カラヤンもショルティーも問題ではない。(ちょっと、比較対象が古いか

                                                     


 それにしても、『センチュリー交響楽団』の演奏は“すばらしい”の一語に尽きる。一糸乱れぬ音の重なりと音色の素晴らしさ! これでこそプロ!
 (こう云っては何だが、学生楽団の音に感じる違和感は、演奏前一応音合わせをするが、チューニングの甘さにある様な気がしてならない。


 
          
      


 《衝動聴き》にしては満足の1日だった。外に出ると、北山通りの街路樹がきれいに映る。






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