【2012年9月14日】 T-ジョイシネマ
『最強のふたり』(何が最強だったか良く分からないが)に続いて、『~ふたり』シリーズである。(全然関係ないが!こちらも、どんな夢を売っているのか意味不明である)
監督は『ゆれる』、『ディアー・ドクター』の西川美和であるが、前作ほどの問題意識が感じられない。娯楽映画なら娯楽映画で、コメディーに徹した方が良かった。
関わる人物がやたら多く登場するが、どれも不鮮明だ。個性というか人間が的確に描かれていない。敢えて残ると言えば、ウェイトリフティングの女子選手くらいか。
中途半端な結末で、結局何を言いたいのか、制作者の意図が伝わらない。西川監督の失敗作ではないか。
『夢売るふたり』-公式サイト