この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「太陽公園」と「書写山圓教寺」へ-天気に誘われて姫路へドライブ

2010-01-26 23:18:04 | 山・旅行
                 【ドイツ:「ノイシュバンシュタイン城」】


   【2010年1月24日】 姫路方面へ

 はじめは、前夜録画で観た「寅さんシリーズ」の第17作『寅次郎夕焼け小焼け』の舞台となっている播州竜野に出かけるはずだった。以前にも一度行っているが、もうかなり前のことなので、前日の感慨が覚めやらぬ前にもう一度行こうということで、9時半に最近買い換えたばかりの車で出発。


 竜野は京都からいうと姫路の少し先である。姫路まで行くなら、これも前々日の新聞で、姫路郊外に福祉施設が運営するという「太陽公園」の敷地内に、ドイツの「ノイシュバン・シュタイン城」をまねた城ができたという記事の事を思い出し、立ち寄ることにする。

 その城は、高速道路上からすぐそれとわかる姿を見ることができ、難なく到着。
 入場料は大人1300円でやや高い。早速「白鳥城」と命名された城に登る。

                    
                           【太陽公園 白鳥城】
     

 誰がどんなお金で建てたか知らないが、実物の3分の1のスケールとはいえバカでかい建築物だ。建設されて1年も経っていないから、中は真新しいし、広いし部屋もいくつもあるし、エレベーターも何基もあるし、どれだけお金が掛かっているかと思う。それが、人が入居しているわけでもなく、ゆったりと、障害者の作品という絵や展示物が飾られているだけである。


  
        【白鳥城内部展示室】


 良かったのは、それらの作品がみなできが良かった事だ。二流の美術館に飾れれた展示物より見応えがあったから、美術館に来たものと勘違いしそうだった。

 太陽公園は「白鳥城」の『城のエリア』と『石のエリア」に別れている。石のエリアには、パリの凱旋門から中国の天安門広場のミニチュアからお寺やピラミッドの他、名の示すとおりモアイ像をはじめ世界各地の石像が所狭しと並んでいる。
 そしてこの施設の本業?の福祉施設:デイサービスセンターから有料ロウジンホーム、障害者施設が敷地内に点在している。ともかく広い。それらが万里の長城を模した通路で結ばれている。


                               
                                    【石のエリア 『兵馬傭展示館』内部】


 圧巻はやはり『兵馬傭抗』模した展示館だ。本物を見たことの無い者にとっては本物と見間違う。
 
 
 寄り道にしては時間を食いすぎた。何せ『白鳥城』だけと思っていたつもりが更に広い『石のエリア』を回っていたら嵌ってしまっていた。

 
 竜野に行く道を探していたら「書写山」に意外と近いことがわかった。雪彦山に行ったときも気になったいたが時間の都合でよらずに帰ってきた。まだ午後の2時だし、ちょっと見てから竜野に行ってもいいと思い車を10分ほど走らせる。


   
      【書写山からの麓の村落と姫路市遠望】


 ここも予想外だった。車で山門の近くの駐車場まで行き、モノの1時間もあれば見学できると思っていたのが、車をおいてロープウェイで山頂まで上がらなければならず、しかも境内は思っていたよりずーっと広い。
 山門から本堂まで1キロ以上あって早足でも20分はかかる。

 西の『比叡山』というだけあって歴史を感じさせる建造物はどれも威厳があり立派だ。
 さっと見て済ますわけにはいかなくなった。
 

                      
                            【書写山 圓教寺 摩尼殿】


 山頂のロープウェイ駅を下り、山門をくぐった後15分ほど行くと登り道だったのが右に曲がりながらの下りになる。と、この『摩尼殿」に突き当たる。

 清水の舞台のような木組みの上に堂々とした建物が突如目の前に現れる様子は圧倒的迫力だ。しばし見とれる。



     
         【書写山 圓教寺 3つの堂】

 
 この『摩尼殿』から更に奥に5分ほど進むと『3つのお堂」のある広場に出る。ここも何とも言えない雰囲気が漂う。

 4時までという『食堂』の2階にある宝物館に急ぐ。ここの内部の展示物もすごい。ゆっくり見たいが、ロープウェイの最終5時の時間にせかされる。


 早足でロープウェイ駅に急ぎ、当初予定していた竜野には向かわず、入る準備していた温泉にも浸からず渋滞の高速道路で京都に8時前に戻ってきた。


 はじめの予定とはまるきり違っていたが満足な1日だった。



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