2007年 3月26日[MOVIX京都]
「日本映画史上空前のエンターテインメント超大作」とか「モンゴル建国800年記念」とかいう字が広告画面に躍るが、そんな映画にろくな映画はないタカをくくっていたが、やっぱりという感じ。チケットをただでもらって文句を言うのも何だが、時間を損した。途中で何度も出ようと思ったがその[勇気]もなく、愚作を見届けるため最後まで見る。
だいたい、どうしてモンゴルの映画を日本人の配役・スタッフで撮るのか、しかも歴史上の大人物の映画をー「建国800年記念」の帯までつけて!
以前、「ラスト・サムライ」を見たとき、その日本文化の描写への違和感と無神経さに腹が立ってふるえた。これを見たモンゴルの人がどんな感情を持つか想像すると恐ろしい。
森村誠一の原作を読んでいないので、何とも無責任な話になるが、ネタ本に問題があるのかシナリオ、脚色がまずいのかわからないが、映画を見てもチンギス・ハーンの偉大さはわからないし当時の生活、文化、価値観も見えない。ともかくそこには歴史を動かす必然性-どうしてそうなるのかという背景というものが全くない。だから、泣けもしないし感動もしない。
スペクタクル映画・エンターテインメントにそんなもの必要か、といわれれば元も子もない。人には好みと独自の価値観があるからこれ以上な何ともいいようがないが、僕にとってはさんざんな映画だった。
「日本映画史上空前のエンターテインメント超大作」とか「モンゴル建国800年記念」とかいう字が広告画面に躍るが、そんな映画にろくな映画はないタカをくくっていたが、やっぱりという感じ。チケットをただでもらって文句を言うのも何だが、時間を損した。途中で何度も出ようと思ったがその[勇気]もなく、愚作を見届けるため最後まで見る。
だいたい、どうしてモンゴルの映画を日本人の配役・スタッフで撮るのか、しかも歴史上の大人物の映画をー「建国800年記念」の帯までつけて!
以前、「ラスト・サムライ」を見たとき、その日本文化の描写への違和感と無神経さに腹が立ってふるえた。これを見たモンゴルの人がどんな感情を持つか想像すると恐ろしい。
森村誠一の原作を読んでいないので、何とも無責任な話になるが、ネタ本に問題があるのかシナリオ、脚色がまずいのかわからないが、映画を見てもチンギス・ハーンの偉大さはわからないし当時の生活、文化、価値観も見えない。ともかくそこには歴史を動かす必然性-どうしてそうなるのかという背景というものが全くない。だから、泣けもしないし感動もしない。
スペクタクル映画・エンターテインメントにそんなもの必要か、といわれれば元も子もない。人には好みと独自の価値観があるからこれ以上な何ともいいようがないが、僕にとってはさんざんな映画だった。