【2013年11月12日】 京都シネマ
『セイフ・ヘイブン』は謎めいた進行を見せるサスペンス仕立てのアメリカ製純愛映画。
『遙かなる山の呼び声』の高倉健を女性に入れ替えたような展開かと思いきや、追いかけるのは警官ならぬDVを振るう当の張本人。『L.A.コンフィデンシャル』のフェミニズムを感じるような『スタンドアップ』の女性の逞しさを想像するような、見応えのある映画だった。ただ最後のシーンの意味がよくわからない。
『カイロ・タイム-異邦人』は、何を言いたいのか、主題は何なのかはっきりしない映画だ。結局、監督は何を言いたかったの? ただ、まだ訪れたことのないエジプト・カイロの街とピラミッドの見える風景のイメージが見られたことが救いか。
『もうひとりの息子』-単なる『子どもの取り違え』では済まされない、イスラエルとパレしティナの間の長く複雑な問題を宿しているが、映画は良かった。日本で『子どもの取り違え』問題を映画にいたら、こうにはならなっかただろうなと思う。『壊された5つのカメラ』につづくパレスティナ・イスラエルを理解する映画だった。
時間がない。改めて、2つの映画について後に書くことにする