【 2013年4月11日 】 京都シネマ
最初から、うんざりした。だいたい1ショットが長すぎる。退屈なシーンを延々と長写しする。
初めの、《空港に向かう、運転席と助手席を前から映した車のシーン》、いったいいつ終わるのかと、初めはいらいらし、そのうち苦痛に代わった。
『ラブソング』なら、5分で済む内容のシーンを延々100分に引き伸ばしている。
意味のないシーン、どうでもいい内容、生活感が全くない描写、愛もなく訳も分からない。何が言いたいのかさっぱり伝わって来ない。
別れ話があって、雨が降っていて、どこで夕食を取るか会話があって、猫が迷い込んで、飼い主が訪ねて来て、パスとを作るシーンがあって、それで終わり。
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最近の『京都シネマ』の運営基準というか、どんな映画を取り上げるかの方針というか指針に疑問を持つ。限られたスペースと限られた時間の中で、どの映画を上映するかというのは、非常に大切だと思うのだが、なにか中途半端に感じる。
スクリーンにかけるものをスタッフは実際見ているのだろうか。
映画館に行って映画を観る者にとっては、上映されているモノしか見れないのだから、もっと吟味して貰いたいと思う。この間、どれだけ時間とお金を無駄にしただろうか。最近、その頻度が多いように感じる。