遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

平和祈念式典

2019-08-06 16:02:31 | 日記
令和元年8月6日(火)


広島平和記念式典 ; 平和記念公園


令和元年、広島平和記念式典が行われた。

小雨の降る中、5万人の参列者(海外92か国)が在る。

市長に依る「広島市原爆死没者名簿奉納が行われ、新たに
5,068名の方が亡くなられ、累計319、186名
となった。今年、被爆者は15万人を切り、その平均
年齢は82歳となった。





隣接する「原爆資料館」はリニューアルされ、生々しい
遺品とそのエピソードが加えられ、その遺品を持つ苦しみ
と生前の生き様を目の当たりにする事となる。


松井広島市長他の献花が行われ、式典が始まった。




8時15分、「平和の鐘」を合図に1分間の黙祷、、、、

松井市長に依る「平和宣言が在った。

「今、世界は自国第一主義が台頭し、国家間の排他的、
対立的な動きが緊張を高めている。核兵器廃絶の動きも
停滞している、、、、、、、。

2度の世界大戦を経験した先輩たちが、決して戦争を
起こさない世界を目指し、、、、 人類の存続に向け
理想の世界を目指す必要が在る、、、

戦争を知らない次代の若い人達にこの事を訴えたい。
その為にも1945年8月6日に被爆を体験した人の声
を聴いて欲しい、、、、、人間一人の声は小さくても
戦争を起こそうとする力を食い止められる、、、
ガンジーの詞に「不寛容はそれ自体が暴力の一形態で
在り、真の民主的精神を妨げる。寛容な心を持たなけれ
ばなりません」 、、、、、、

未来を担う若者たちが原爆や戦争を、単に過去の出来事
と捉えず、、、、、そのためにも被爆地を訪れ被爆者の
声を聴き、犠牲者や遺族一人一人の人生に向き合って
いただきたい、、、、、」


平和への誓い(子供代表、小学校6年生男子、女子)


「私たちは広島の町が大好きです。広島には私たちの
大切な物に溢れています、、、、、。

昭和20年8月6日、あの日から血で染まった、瓦礫
の山、、、、たくさんの亡骸が目に飛び込んでくる。

地獄のような光景、悲惨な過去、、大切な物を奪われ
た被爆者の魂の叫びを受け止め、、、 悲惨な過去の
ままで終わらせないため、、、二度と戦争を起こさない

未来にするために、、、国や文化や歴史は違っても
大切な人を思う気持ちは変わらない、守りたい、、


寄り添い助け合う、相手を理解する、、、、、、
自分の周りを平和にする。 私たち子供にも出来る事。
平和の思いを世界につなげます。」

(NHKTV広島平和記念式典中継より)

安倍さん、子供達の声、判りますか、、
(日韓関係、何ともなりませんか、聞く耳持たぬ?)


最後に安倍首相の挨拶があり、核兵器禁止条約には
全く触れず、昨年同様の事を、ただ原稿を読み返す
だけ、、「核兵器保有国と非核兵器国との橋渡しを
していく、、、、」と述べられたが、中身のない
文言、我々国民には何も伝わらない。
丁度、安倍首相の挨拶の頃、雨は土砂降りとなった。
(日本を取り巻く暗雲と、黒い雨が、、、、)


今日の1句

原爆忌今なほ続く黒い雨       ヤギ爺